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頚椎椎間板ヘルニアの治療。内視鏡下での手術。体験談。

 

このページの画像はすべて私の体のものです。

 

再発

退院して1年ほどしたころ、再び首や肩、背中に痛みが出始めた。

 

ヤバい…大丈夫、大丈夫、そのうち治る…

 

我慢していると左手に激痛が時折起こるようになったのです。

痛み始めると身動きできなくて唸っていた。

 

痛い痛い痛い

 

カーッと手が肩から手先にむかって熱くなる。

激痛のあとしばらくすると治まるので我慢していた。

 

何とかするためAmazonやホームセンターで売っていたマッサージ系の機械を買い試してみる。
電気流し刺激したり、温めたり、自宅で牽引できるもので首を支えてみたり…頑張ったが悪化する一方だった。

 

痺れ、痛み…頭が重たくて首が支えれない。

首当たりの感覚がない。

腕が重たい…

 

治療へ

 

限界だった。

自分勤務する病院の整形の先生に診察してもらい、ステロイドの点滴を行う。

しばらくは仕事は休んだ方がよいといわれた、だけど簡単には休めない…

 

 

どうしても耐えれない痛みのなか、妻に謝り治療に専念することにした…

 

妻に

子供に

母親に迷惑かけてばかり

 

ギランバレー症候群以降、この数年は入院を何回したことか…

師長に話をし休みをもらった。

再び、去年と同じ病院へ行き持続硬膜外での治療を行った

 

 

治療の結果

 

再び先生にお願いし、去年と同じ持続硬膜外ブロックによる治療。

 

 

だけど前回と違ったことは治らなかったこと…

治ると信じていたが治ることはなく、左手はだんだん動かしにくくなっていた。

 

休めば休むほど経済的にも追い込まれていく…

 

一筋の光

 

悩んでいた時に入院していた病院の看護師さんが、良い病院があるよと勧めてくれた。

 

そこの病院は県外で妻の先輩の看護師が働いていた病院だった。

先輩経由で予約をお願して受診することとした。

 

もう藁にもすがる思いだった。

思ったより長期になったため有休をやめ傷病手当の手続きに切り替えて高額医療の手続きも準備した。

 

新しい病院へ

 

初めての受診。

新しく綺麗で大きな病院だった。

 

「とりあえず注射します。」

 

最初は肩甲上神経ブロックを何回か行い様子みた。これで治ることもあるからということだった。

 

 

いてててててて

痛がる姿をみて4歳の次男が喜んでいた。

 

 




 

 

手術へ

 

何回か通って、こちらから手術をお願いした。早く治したいので手術をしてほしいと。

 

人気のある先生で手術予定の空いている日はすぐにはなく、そのタイミングで交通事故にあってしまった

 

このタイミングで夫婦で同じように左手が動かなくなる事態になりました…なにかの天罰なんでしょうか…(泣)

 

 

入院、手術のための検査をすすめていく

このとき、左手だけでなく右手にも徐々に症状が出現しMRIでは左に二か所、右に一か所ヘルニアがあるといわれた。手術ができるのは片方のみで左の2か所を手術することとなった。

 

 

MRI検査はもの凄く痛かった。30分同じ姿勢でジッと動かない。

痛みと痺れで汗がびっしょりになる。とにかく我慢した。

 

 

痛い。

痛みのあまり、頭がぼーっとしてきた。

 

終わった後は手の症状が強く出て、しばらく苦しかった。

 

 

内視鏡下頚椎椎弓切除術

 

先生が説明してくれた手術は内視鏡下頚椎椎弓切除術というものだった。

 

切開手術では50mm以上の傷口になる。内視鏡下手術ではわずか18mm程度の傷で済む。

そのため院期間は4~7日程度と短くなる。その結果、早期の社会復帰が可能になる
身体への負担が少ない脊椎の低侵襲手術である。

 

 

術後の疼痛が軽度になる。
術後感染が少ない。
脊柱の安定性を損なうことが少ない。
などメリットがあります。

 

 

手術当日

 

実は、結婚記念日の日が手術の日でした。

 

 

子供のときの鼠径ヘルニアの手術したとき以来の全身麻酔での手術。

 

大丈夫だと思ってても、麻酔で眠らされるのは少し怖かった。

眠ったまま何かあって目をさまさなかったら…

 

このとき、手術の日に次男の買ったアイスのピノがハート型だったという出来事を後日、写真が送られ知らされた。

 

さて看護師が患者になると困ったことに患者になりきれず、いろんな観察をしていまう。

巡視はこういう風にしてるんだぁ

こんな設備あるんだぁ

など、参考になることないか見てしまう。

 

いよいよ後頭部をバリカンで剃り、シャワーを浴びて、着替えて手術室へ。

ドキドキする。

 

手術後

 

手術室で横になり点滴から薬が入ると

 

声がだんだん遠ざかり…

 

 

 

 

 

目を覚ますと病室のベットの上、数人の看護師さんにかこまれていた。

 

ああ、終わったんだ。

目が覚めた…良かった。

 

その日の夜は長かった。

家族には迷惑かけたくないから早めに帰ってもらった。

 

痛い

 

痛い痛い痛い

 

痛いし、じっとしてらないし、眠れない…

 

とにかく我慢して朝になるのを待った。

 

長い長い夜。早く時間よ過ぎろと願うばかり。

更に辛かったのが、オシッコの管。

痛いし、気持ち悪いし、不快が強くて…一度気になると耐えれないくらい不快だった…

患者さん、いつもこんな感じだったんだ…

 

 




 

リハビリ

 

 

術後、欠かせないリハビリ開始。

 

 

青ざめてしまう出来事がおこる。
左手が上手く動かせない…

 

え?治らないの?ずっとこのままなのか?

不安でたまらなくなる。

 

術後に手先に新しく痛みや痺れが出た部位もあったりでより不安になった。

 

でも、後は泣き言言っても治らない。やれることやるしかない。

 

 

 

とにかく左手を動かせれるようにリハビリを頑張った。

単純な作業もできず悩まされた。

左手がダルい。

上手く作業できない。

 

 

それも耐えて一週間ほどすると、徐々にはマシになっていった。

痛みのため、あまり使わなくなっていた腕は筋力が大分落ちていた。

 

 

退院し、しばらく自宅安静後に復帰した。

 

3ヶ月ほど休んだため、仕事が沢山たまっていた(泣)

 

結局、左手は今も痺れや動かしにくさがある

我慢して無理した結果がこんなことになったのだ。

 

病気は我慢しすぎず軽いうちに早めの治療をお勧めします。絶対、無理すると後悔することになります。

 

 

ギランバレー症候群といい

頚椎椎間板ヘルニアといい

僕はなんで腕ばかり動かなくなっていく病気になるのか…前世で何かしたのかな…

 

 




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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 頚椎椎間板ヘルニアの経過。治療は持続硬膜外ブロックを体験。 | ★ほたるからのおくりもの☆〜∞男性看護師のブログ∞ より:

    […] 頚椎椎間板ヘルニア再び… […]

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