４月19日木曜日（雨）
ん～
気持ちいいなぁ。
空気がひんやりする感覚。
この空気感。
多分、雨が降ってるんだろうな。
何故か雨の日はなんとなくわかる。
雨は嫌だ。
みんな、よく口にする言葉だ。
何でだろう…
私は子供の時から雨の日の方がテンションが上がる。
晴れの日より雨の日が好きだ。
傘も別にささない。
雨に濡れる事を苦痛に感じない。
ポツポツ降る雨が私の体を打ちつける。
それが何故かすごく心地いい。
雨のひんやりした空気感がすき。
雨の音が心を和ましてくれる。
もしかしたら、前世はカエルか河童だったんじゃないかとさえ思うんだ。
雨は好きだ。
いろんな事を忘れさせてくれる。
ははは…
前世はカエルか…
ケロケロ泣いてたのかな。
届かない空に向かって一生懸命、馬鹿みたいにジャンプしてたのかな。
このまま死んでさ、もし生まれ変わるなら次は何になるんだろ？
地獄で閻魔様に希望を聞かれたら何て答えようか。
うー…ん…
…
決まっている答えが１つだけある。
もう二度と人間にだけはなりたくない…
生まれたときに人生はほとんど決まってしまって
性別、国籍、お金、親の人格…
こちらでは選べないモノばかりで
でも、人生を大きく左右するもの。
努力なんていいわけして
理不尽なもんだ。
結局、運が全てで
運さえよければ、何とかなる。
ほとんどの人が、ただ苦しむために生きていく。
人間同士で裏切り、傷つけあい、殺しあう。
醜い自分を知る。
痛い
悲しい
苦しい
淋しい
辛い
年を重ねるほど表情は曇り、愚痴が多くなる…
生きてる理由も解らない…
地べたを這いつくばるのはもう嫌だ。
鳥にでもなろうか。
鎖から解放されて自由になりたい。
たくさんの仲間と国から国へ飛び移るんだ。
何も考えず、自由に
裏切る事なんてなく助けあう
淡々と流れるだけの時間。
結局、身体は楽にならないで
いつまでも
いつまでも
与え続けられる苦痛
鈍い痛み
突き刺すような痛み
叩かれるような痛み
息苦しさ
痒み
だるさ
拘束感
圧迫感
どこが辛いのかさえわからない
苦痛が混ざり合い、重なり合ってゆっくりと眠ることさえさしてくれない…
意識がなくなりそうになると痛みで現実に引き戻される…
死ぬことができない…
生きることもできない…
逃げたくても、自殺する事もできない…
何もできない人形。
私は壊れた玩具だ。