4月16日月曜日(晴れ)
《…あははは…》
ん?
誰?
何が可笑しいんだよ。
《その時だった…》
《キャーッ!》
え?何!?
《ここでCMです。新発売…》
…何だ、テレビか。
わからなかったよ。
誰か来てるのかな?
人の気も知らないで、テレビの中では馬鹿騒ぎしていた。
大好きだったお笑い番組も今ではは見る気がしない。
当たり前の事だけど…
世の中はいつも通り、何も変わらず動いていた。
私を取り残して
時間は当たり前のように過ぎていく。
誰にも知られず
誰にも気づかれず
世界とは無関係な私はこの場所で、ただ生きているだけなんだ。
いや、ただ無意味に生かされてるだけ…
独りは淋しい…
だけど
私は必要ない人間なんだ。
友達にも
家族にも
医師にも
看護師にも
…皆に見放されたんだ。
仕方ない。
決して恨んだり憎んだりできない。
何もできない身体。
呼吸さえも自分できずかわりにしてもらっている…
だから、何も
何もしてあげれない…
迷惑だけかけて…
ごめんなさい…