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診察を録音。拒否はできるのか?インフォームドコンセントの意味とは。

この、ハゲーーーーーーッ!!!

連日、報道されたこの叫び声。豊田議員による秘書への暴言、暴力が話題になっています。

これから、議員やタレントなどは公共の場でなくても録音されているかもと恐れる事になるのかもしれません。

たとえ講演でリップサービスのつもりで言ったとしても録音、録画され不適切な発言とされてを後から一斉に責められる。

この場の少人数だけ…と思わず本当に、誰にいつ何を聞かれているか言葉には気を付ける必要があるのです。

発言したことは、後から取り消すことはません。

たとえ友人だろうと、深く考えず安易な言葉でも、口に出した言葉の力は強いのです。

 

 

目次

録音、録画

 

便利ですよね。

ボイスレコーダーを使っている人のイラスト音声メモのつもりで電話の会話を録音したり、会議や研修を録音したりと記録のために行っている人はいると思います。

あとで振り返って、内容をもう一度聞きなおす。

一度に記憶できることには限りがあり、忘れたり間違えて覚えてしまったりすることもあります。

ボイスレコーダーをポケットに入れて置いたり、スマートフォンのアプリを使用して録音したりと昔より録音も手軽になっています。

 

だけど今は事故や事件が起きたら一斉に録画している異様な姿が世界で、日本でみられています。

そしてネットやニュースで、その光景がすぐに映像として流れています。

時には助けるより、ぐるりと囲んで撮影している姿…皆さんは恐ろしくないですか?

 

医療や介護の現場でも過去に、入所者の対応を家族が虐待している様子の録音されていたり、救急の対応の様子を録画されていたりして報道され問題にされた事が何度かありました。

 

 




 

 

診察時の録音

 

 

今の時代、診察室や病室などで知らないうちに患者や家族に記録、録音されている覚悟は医療者は必要なのだと思います。

今までだって診察や処置、看護をしていてその都度、一所懸命ノートやメモに記録している人いませんでしたか?

 

診察中にポロッとポケットからボイスレコーダーが出てくることもあると聞きます。

 

録音は違法になりません。

 

 

録音を拒否できないの?

知らないうちに勝手に録音したら違法じゃないの?

 

録音、録画について、お断りの張り紙を出している病院もあります。

 

だけど、レ点、チェックマーク 素材アイコン画像録音について法的には問題ないのです。

 

 

何のために録音するのか?

 

 

僕は自分が受診の時に録音したことはありませんが、実際のところ患者は何のために録音をするのでしょうか?

 

1つの理由は、メモの代わりに録る方がいます。

後から家族や友人などに聞いてもらいアドバイスをもらうために録音します。
わからない専門用語があれば後から調べるために録音します。

 

もう1つは、医療事故が起きた時の証拠のために録音します。納得いかない対応や治療があった時に証拠のために録音します。

言った、言わないと揉めた時に専門知識のない患者が身を護るための手段として使われています。

 

 

不愉快に思ってしまうかもしれませんね。

 

信用されてないのか?

ネットなどに投稿するなど悪用されないか?

 

だけど、過去に医療で辛い思いをして録音に至っている患者さんがいることも理解してあげてください。

病気になると不安で怖くて心もダメージを受けます。
昔、医療者から横暴な対応を受けたり、不信感を抱かせる対応を家族に行っていたりあったのかもしれません。

介護の現場で録音されていた時も不信感から記録され、虐待を受けていたという結果がニュースで流れたことがありますよね。

 

病院の診察室のイラスト(背景素材)

録音されているときの対応

 

録音されていると緊張して、しゃべれなくなりますか?

だけど、医療者は録音されていても拒否することなく胸張って対応すれば問題ありません。

 

きちんと診察し、説明すれば困ることはありません。

 

そもそも、今の医療の現場ではインフォームドコンセントが行われています。

 

 

インフォームドコンセント

 

 

レ点、チェックマーク 素材アイコン画像説明と同意という意味。

 

患者が受けようとする医療行為に病気の内容や治療の目的や手段、危険性や効果など十分に必要な情報を知らされたうえで選択し同意をすることです。

 

以前のような医師からの一方的な治療ではなく、患者の権利を大切にレ点、チェックマーク 素材アイコン画像患者と医師の信頼関係を築くために行われています。

 

何のために

 

本来、医療は患者と医師を含めた医療チームとの共同作業です。
患者さん自身も病気や治療、リスクを理解したうえで闘っていく必要があるからです。

 

 




 

 

患者さんへ録音するにあたって

 

 

医療者はやましいことなく正しい対応、診断をしていたとしても録音され公開されることを本心から快く承諾する人は少ないのではないでしょうか?

黙って録音されているのを気付いた時に、診察室に入るなり、ボイスレコーダーを突き出し録音をはじめるときに、そこに信頼関係は生まれるのでしょうか?

 

例えば誰かに説明したいのであれば、

忘れるから記録しておきたいのなら、お願いすればきっと医師は快く紙に記録して説明をしてくれると思います。

 

そのため、録音にあたって相手にどんな印象を与えるのかも考えてみてもよいと思います。
自分が同じようなされたら、どういう気持ちになるのか。

 

 

医療者にとっても録音は武器なる

 

 

何かあった時、きちんと対応した証拠になります。

 

また、今の時代は病院でモンスターペイシェントが急増しています。

理不尽な要求をしてきたり、脅すことがあったり暴力を振るわれることもあります。

 

医療現場では医療者が暴力や暴言に苦しめられ、防犯カメラや録音が身を護る手段にもなるということがあるのです。

 

 

 

まとめ

 

治験のイラスト

 

診察の録音は違法ではない。

 

インフォームドコンセントを行っている以上、録音を過敏に恐れることはない。

 

患者にとってだけではなく、医療者にとっても自分を護る証拠になる。

 

録音という行為は、時には信頼関係を壊してしまう可能性がある。少なくとも隠して録音はしない。

 

 




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