あなたが最後に思いっきり笑ったのはいつですか?
笑い療法士
聞いたことありますか?
一般社団法人 癒しの環境研究会が行っている民間の1級から3級まである資格。
資格保有者は700人以上。
半数以上が医師や看護師などの医療関係者。ほかには主婦や会社員、介護関連職員など。
医療や福祉といった場所で常に笑顔を見せ、笑いによりその人の自己治癒力を高める人です。
けっしてお笑い芸人ではありません。
人に笑顔を届ける力を持ったひと
パッチ・アダムスさん
本名はハンター・キャンベル・アダムス
映画「パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー」の実在のモデル。
アメリカの医師でプロの道化師、アーティストであり、俳優でもある。
愛とユーモアを根底とした医療を大切にしている。
笑わせる医療
知らない人は1度でいいので映画を見てみてください。
笑いのちから
あなたは、一日何回笑っていますか?
株式会社アテニアが調査しました。
こどもは1日に平均400回笑う。
つまり子供は3分に1回は笑っているのです。
それなのに大人になると笑うのが1日15回程度になってしまう…時間にすると1日30秒以下。
さらに70代になると1日10秒以下しか笑わない。
20代をこえると年をとるごとに、どんどん笑う回数が減っているんです。
笑わなくなったら何が悪いのか。
笑顔になれることが少ないんだと愚痴りたくなるかもしれません。
1992年、岡山県のすばるクリニックの院長と大阪府の元気で長生き研究所の所長ががんや心臓病の人などに漫才などみて笑った後に免疫力がどうなっているのか実験しました。
昔から笑顔が病気に良いといわれていましたが…実験の結果はどうだったのか?
笑いの治療効果
がん細胞を攻撃する細胞が短時間で正常化範囲まであがっていたそうです。
実は笑いの効果は様々な検証がされています。
関節リウマチ患者の悪化をもたらす物質の減少、炎症を悪化させる物質の減少がみられた。
糖尿病患者の血糖の上昇を抑える効果があった。
高血圧、うつ病、脳卒中、心臓病に対しても効果があったと結果が出ています。
免疫力をあげ、がんにも効果があります。あと、鎮痛効果も確認されています。
アンネの日記
薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果があるはず
生活習慣病にたいし大きな効果がある。
これは医療費を削減する効果も大きくなるのではないでしょうか?
笑いの作用
脳がリラックスしスッキリとする。そして脳の記憶力がアップし脳の働きが活発になる。
新陳代謝も活発になり血液のめぐりがよくなる。
副交感神経が優位になり消化機能の向上。
脳内ホルモン分泌で幸福感をもたらすほかモルヒネの数倍の鎮静作用で痛みを軽減。
若返りホルモンの分泌促進で美容に効果があります。
もういちど聞きます。
あなたは毎日笑っていますか?
フランスの哲学者、アランの言葉があります。
幸福だから笑うのではない、笑うから幸福なのだ。
どうか世界中の人に笑顔が感染しますように…
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