医療現場で欠かすことのできない手袋。
血液や体液などに対する感染を予防するために装着します。
また、無菌操作するときに、感染予防のために装着します。
年間で約7800万双使用されていると推定されています。
自分が感染しないためだけではなく、患者さんに感染させないためのものでもあるのです。
手袋には着脱がしやすいように粉が付着しています。
このニュースを知っていますか?
目次
2016年12月、厚生労働省は2年以内にパウダー付き医療手袋の差し止めえを要請した。
平成29年1月18日よりパウダー付き医療手袋の流通を差し止める措置をとると発表しました。
なんでなのでしょうか?
パウダーは浮遊しやすくコーンスターチなどを原料にしたものを吸い込むことでアレルギー反応を誘発するそうです。
天然ゴムではなく合成ゴムでも気道の炎症や肉芽腫などの有害現象を引き起こす報告があります。
洗浄が不十分であれば術後癒着の形成リスクを高めるといいます。
その他ではパウダーが手指の乾燥を招き、接触皮膚炎の原因に…
※ちなみに発表によると最近の8年での医療用手袋による有害事項の報告はありません。
すでにアメリカやヨーロッパではパウダーフリーへの切り替えが進んでいます。
しかし日本では切り替えが遅れていました。
リスクがある以上、使用禁止をしないといけないのでしょうね…
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