ノロウィルスは保険が使えない?病院受診時の注意点は。

当直していて、一人の若い男性がやってきました。

身体が寒い。
熱が38.0℃もある。
水みたいな便が出ている。
大丈夫だろうか?
癌じゃないだろうか?

 

病気になるのことがあまりないのか、不安そうにいろいろ聞いてくる。

対処の方法を説明するが、帰宅後にまた電話で問い合わせがあった。

ちなみに食品取り扱う会社で働いていると聞いたので、会社にお腹の症状があることをきちんと伝えノロウィルスの検査をしたほうが良いと思うと伝えた。

 

ちなみに、一般の人でお腹の症状があるだけでは検査は無理にはすすめません。

希望時には、必ずある説明をさせてもらっています。

 




 

 

ノロウイルスの検査

 

適応

 

ノロウイルスの検査は保険適用されていないので実費になります。

 

保険がつかえる条件があります。

 

レ点、チェックマーク 素材アイコン画像3歳未満の乳幼児や65歳以上の高齢者。

レ点、チェックマーク 素材アイコン画像がん、臓器移植後、抗がん剤や免疫抑制効果のある薬を出されている方。

 

つまり、一般の方だと検査代も点滴や処方も診察も保険が使えず実費になるのです。

なので飲食店や食品製造している会社の人でなければ無理に検査はお勧めしていません。
なでならノロウィルスとわかっても治療方法が変わるわけではありません

 

さすがに、レ点、チェックマーク 素材アイコン画像食品関係で仕事している方はお客様に感染拡大するリスクがありますので検査は必要です。

症状がある場合は職場に確認しましょう。
職場によっては検査代や治療費を指してくれる場所もあります。

 

約5000円くらい検査費用がかかります。

専門機関での検査は検査方法がかわりもっと金額がかかります。
それに治療費が実費で加わるのです。

 

検査方法

細菌・ばい菌のイラスト「悪い顔のキャラクター」

 

一般医療機関では、検査キットを使用して検査をします。

綿棒で便を取り検査をします。便が出ない場合は肛門から綿棒を差し、直接綿棒で便を取り検査をします。


取った便を薬液に混ぜ、検査キッドに垂らして、20分ほどで陰性か陽性か反応を見る検査

 

注意するのが、これは確実な検査方法ではなく、感染してても陰性となることもあります…

 

 

特別にしっかり検査をする場合、専門機関で電子顕微鏡で検査をします。「電子顕微鏡法」「RTーPCR法」「リアルタイムPCR法」など。

 

こちらは10000~30000円くらいと言われてます。

 

 




 

ノロウィルス

 

ノロウイルスは細菌ではなくインフルエンザなどと同じウイルスです。

夏場に食中毒が起こるのは湿気を好む菌が原因のことが多いことに対し、冬には乾燥した空気を好むウイルスによる感染症が流行る。

そのため冬場11月~2月に多い感染症。

 

感染

 

怖いのは感染。

とても小さいウイルスだが感染力が強いので注意!

少しのウイルスでも発症する。

アルコールや40度ほどの高温に対する耐性がある。
乾燥や酸にも強く、水の中も生き延びる。

なので感染者の吐物などの処理に非常に注意が必要

 

二次汚染のイラスト(まな板)

感染のきっかけは

 

レ点、チェックマーク 素材アイコン画像カキなどの二枚貝を加熱せずに食べる

レ点、チェックマーク 素材アイコン画像感染者の便や吐物中のノロウイルスが手につく。

レ点、チェックマーク 素材アイコン画像ドアノブなど感染者の触れたものを触って感染する。

レ点、チェックマーク 素材アイコン画像吐物などを十分に処理できてない場合、乾燥して風に舞ったノロウイルスが体内に入る。

レ点、チェックマーク 素材アイコン画像ノロウイルスの感染者が作った料理を食べる。

レ点、チェックマーク 素材アイコン画像汚染された井戸水を飲む。

 

などが考えられます。

 

 

感染予防

 

手洗いうがいをきちんとする。

 

二枚貝の内臓には、海水に生息している間にウイルスが蓄積される。
生食は避けて90℃で90秒以上の加熱を。

 

多くの人が触れたり使ったりする水道の蛇口やドアノブ、便器などに付着し、それを触った人に感染を起こす。
熱湯または次亜塩素酸ナトリウムで消毒をする。

 

家族や同居している人がノロウイルスに感染した場合、吐瀉物などを処理するときに塩素系漂白剤などでしっかりと消毒する。アルコールは効かない。

 

リネン類の消毒0.05%塩素系漂白剤調整液で消毒。十分にすすぎ、高温の乾燥機などを使用すると殺菌効果は高まる。

 

症状

 

24~48時間ほどの潜伏期間を経て、下痢や嘔吐、腹痛があらわれる。

感染性胃腸炎で、特効薬はありませんがほとんどの場合2日程度の比較的軽い経過で終わり後遺症もない

 

成人の約3割の人は感染しても発症しない場合や、風邪のような軽めの症状でおさまる。

ただし、高齢者や乳幼児は注意が必要になるので保険対応になってます。

 

下痢や嘔吐により脱水症状を引き起こしやすいため、こまめな電解質を含んだ水分の補給を。
経口摂取が困難な場合は点滴などが必要になります。

 

ウイルスを外に出す必要があるため、下痢止めは使用しない。

 

これは感染性腸炎の共通のたいせつなことですね。

 

 

ちなみに、学校保健安全法では 出席停止となる期間は実はは定められてない

 

症状が無くなっても1週間ほど体内に潜伏し、ウイルスは排泄され続けている


長い人は3週間潜伏していたという例もあります。

 

マスクと手袋をして床を掃除している人のイラスト

 




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