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新型コロナウイルスに感染した看護師が勤務
三豊市立みとよ市民病院で、新型コロナウイルスに感染した看護師が勤務していた。
医療倫理や感染防止の観点から問題視されるべき事態です。病院の管理職は、報告を受けていたにもかかわらず人手不足を理由に勤務を認めていたということで、責任を問われる可能性があります。
この問題は、今月5日に発覚しましたが、病院は10日まで公表していませんでした。看護師は、担当患者がコロナに感染したため簡易検査を受け、陽性反応が出たことを看護部長に報告しましたが、交代要員が見つからないことを理由に、そのまま8時間の準夜勤務につかせられました。看護師はコロナ患者を受け入れるエリアで働きましたが、他の看護師や患者との接触はなかったということです。
病院は、「医療機関としてあってはならないこと。要員確保などマニュアルの見直しを進めたい」と謝罪しました。また、看護師の感染については県や市に報告しておらず、県は「事実関係を確認した上で対応する」としています。
この問題は、医療現場の人手不足や負担増が深刻化していることを示す一方で、感染対策や情報公開の不備も浮き彫りにしました。病院や行政は、被害者や関係者への適切な対応と説明を行うとともに、再発防止策を講じる必要があります。
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