前回の記事に続いてO-157に関連したニュースが続いています。
O-157は気温が増えると増えやすい食中毒です。菌は室温で15分で2倍になるといわれています。
目次
群馬県と埼玉県の同じ系列店で販売されたポテトサラダを食べた12人からOー157が検出されたのを受けて、食品工場に残っていたサンプルすべてを保健所が検査したがO-157は検出されなかった。
工場内の調理器具や、作業台、埼玉県内の店舗2件からもO-157検出されていない。従業員38人の便からも検出されず…
見えないうえに感染力が強いため、感染源の特定が難しい状態になっています。
同じ店舗からだけとなると、店舗やお客さんからの感染も考えられるのですが複数の店舗で発生というのが難しくなっていますね。
感染症は医療者からも、本当に注意してても広がっていくことがあるために怖いものです。
滋賀県で料理店が調理した仕出し弁当を9日に食べた20代の女性3人が下痢の症状を訴え、二人と従業員の男性からO-157が検出された。
埼玉県のレストランで11日と12日に食事した18歳から77歳の男女7人が下痢や発熱を訴え4人が入院している。パスタやピザ、サラダなどを食べており男女7人からO-157が検出された。
横浜市の焼き肉店で食事した10代の女性と80代の男性がO-157に感染していると保健所に報告があった。店内の拭き取り調査では検出されず、食べたサラダやカルビ、杏仁豆腐などの食材について調査が行われている。
三重県で同じ介護施設を利用している83歳と85歳の女性、85歳の男性からO-157が確認された。
このように報告が続いています。
滋賀県では22日に腸管出血性大腸菌感染症が増えているとして多発警報を全域にだした。
14日から20日で3人の患者が出ている。6月は人。7月は3人の報告。
国立感染症研究所によると、今年1月から今月13日までで感染患者の報告は1696人。昨年より72人増えているそうです。
しかも、この3週間は毎週200人を超える報告が続いているそうです。
また、違う食中毒ですが
焼津市の病院で給食を食べた入院患者や職員28人が下痢や腹痛の症状を訴えた。ほうれん草のおひたしとほうれん草のソテーからウエルシュ菌が検出された。
ウエルシュ菌
自然界に幅広く生息している。土壌や水中に分布し、健康な人のべんからも検出される。
牛、鳥、魚が保有していることが多い。煮込み料理が原因となることが多い。
100℃で6時間加熱しても死滅せず、空気がなくても耐えることができる。
潜伏期間は短くて6時間から18時間程度。
腹痛や下痢がみられる。症状は軽いことが多い。
熱中症だけではなく、食中毒には十分に注意しましょう。
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