DeNAは9日、医療情報サイトWELQの再開を断念する方針を明らかにした。
この医療情報サイトについては、いろいろありましたよね。
WELQ ウェルク
キャッチコピーはココロとカラダの教科書。
DeNAが運営していた。
月間の利用者が600万人を超えていた。
そんな人気のサイトがなんで閉鎖に至ったのか?
それは、このサイトに限らずインターネットにおける問題が隠されています。
問題になった理由
記事や写真の無断使用、誤った内容の記事が掲載され問題となったのです。
このサイトについて、以前より執筆者が匿名で専門知識がなく医学的な根拠が乏しい記事が多いと指摘されていた経緯がありました。
そして改善するためには、医師監修などの仕組みにする必要があり、コストがかかるために今回の決断に至ったそうです。
例えば肩こりや頭痛の主要なキーワードで、Google検索すると、このサイトが上位に表示されるのですが
肩こりは霊的なトラブルを抱えた方に起こりやすいようです。といった記載や
ガンをはじめ様々な病気を予防する水として水素水を紹介したり、あらゆる病気を治す薬といった紹介があったり
記事の中には医師から自分の記事が無断で引用されていたと批判もあった。
一番大きな問題は、記事について運営のDeNAは内容に責任は負わないと明記していたのです。
医療デマ
ちなみに大学生などをライターとして、こういった記事を大量生産していたそうです。
いまでも、一般の方に記事を依頼し作成してもらうお仕事もありますよね。
大量生産し、検索の上位に出やすくすることで利益をあげる。
しかし、ほかの分野より医療においてはデマでしたと済まないのです。
なぜなら、命にかかわることにもなるからです。
この記事を信頼し健康を害し、命に関わる可能性もあると思うと見過ごせないですよね。
信じる方が悪いと思う方もいるでしょうが、何も医療を知らない方が検索で上位に来た記事をみて信じるなというのは難しいものです。
痛みや苦しさに耐えている人や、がんで余命を告げられてた人はなんとかしたいと必死なんです。
助かると言われたら、藁にでもすがる思いになりますよね?
インターネットは便利です。
検索すると知りたいことが出てきます。
しかし、その情報が根拠のないデマだった場合もあります。
噂程度のことや民間療法などを、真実のように記事にしていることがあります。
また、その心の隙間に入り込みお金儲けをしようとしている方もいます。
医療では正しいと思って行っていたことも、数年すると違う発見があり変わることがあります。
医療デマは時に看護師なども信じてしまっていることがあります。
取り扱う情報は、慎重に行うべきなのです。
医療デマはインターネットに限らず、近所の人や友人からの話などでも溢れています。
何が正しくて、何が間違いなのか判断するのは難しいかもしれません。
患者さんも、医療従事者も医療デマに気を付けましょう。
そして医療だけに限らず、デマは多くあります。
頭の片隅に入れておきましょう。
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