携帯電話のマナー
未だに見かける運転中の携帯電話の使用。
車を停めて使用するにも邪魔な場所に停車して通話している。
便利だからこそ、迷惑にもなることもありますよね。
レストランなどでも、以前より平気で通話している人増えた気がします。
会話がOKなら、電話はなんでダメになるんだ?
そう思いますよね。
電車での携帯使用のトラブル
電車では携帯電話の使用をめぐってはトラブルが何度も起こってます。
2012年9月。優先席付近での携帯電話使用をめぐって口論。エスカレーターの上から相手を突き落した。
2014年6月。タブレットを使用していた人に、刃物を突きつけ優先席で触るなと騒ぎになった。
2014年12月スマホをいじっていた客に降りろと怒鳴り、非常ボタンを押した。
ニュースになるような事件じゃなくても、携帯やスマホによるトラブルは自分が被害にあったり目撃したことはあるんじゃないでしょうか?
だけど、人のふり見てわがふり直せ。
私自身も、気づいてないだけで気を付けないといけないはず。
本当に、携帯電話は危ないモノなのでしょうか?
携帯電話の使用に関する指針
1997年につくられた指針では、携帯電話の使用がペースメーカーなどの医療機器に影響を及ぼす可能性があるとして公共での使用制限が広まりました。
しかし、2014年指針が緩和されました。
総務省などの省庁と通信企業、有識者などで構成された団体の電波環境協議会にて新しいガイドラインである医療機関における携帯電話等の使用に関する指針が発表されています。
なぜ緩和されたのか?
当時から時間が経ち携帯、スマホも医療機器も改良を重ねていきました。
携帯、スマホの電波は2Gから3Gになり、電波が微弱になった。最大出力が3分の1ということで与える影響が小くなった。
2Gのサービスを各携帯電話会社が終了した。
医療機器は電波に強い耐性のあるものに改良されてきた。
ペースメーカーに影響を及ぼした例の報告が1件もない。
医療機器に影響を与えたのは最長で3センチの距離だった。
病院での携帯、スマホの使用制限
原則病院内のスマホや携帯電話の使用は禁止とはなっていません。
新しいガイドラインをもとに、各病院で新しい通知や表記に変わりました。
待合室、エレベーターホール、食堂や廊下は使用OK
病室はウェブ閲覧やメール使用はOK
診察室は使用は控えること電源はOK
手術室、ICU、検査室等は生命維持管理装置など影響が発生した時のリスクが非常に大きいため電源OFF
通話は決められた場所で、消灯後などは使用をしないなど、病院によっての細かい決まりはあります。
昔と違って、全面的に禁止ではなくなったりました。
他の公共の場所での使用は?
飛行機
電源をOFFにするか、機内モードにすること。
機器に影響与えるような電波を発信するWi-FiやGPS、Bluetoothは使用不可。
電車
総務省よりペースメーカー使用者からと22センチ以上離れることから15センチ以上に変更されている。
そのため、優先席付近で混雑時は電源OFF。
それ以外はマナーモードにする。
ガイドラインに沿って緩和されましたが、鉄道会社によって違います。アナウンスに従ってください。
映画館、美術館、劇場、講演会
マナーモードか電源をOFFにしましょう。
自転車、自動車
危険です。罰則もありますので使用をするときは停車しましょう。
その他
歩きスマホはトラブルのもとです。
脱衣所での使用も禁止されていることが多いです。
撮影禁止の場所での使用は控えましょう。
着信なりっぱなしで放置するのも迷惑なことがあります。
注意
2014年のガイドラインにより緩和されましたが、このことを知らない高齢者の方は電車や病院で使用を見かけると注意してくると思います。
この時の対応によっては揉めることになるので、冷静に対応しましょう。
通話や着信音などの音は不快に思う人がいます。
周りに気遣うマナーはトラブル回避になります。
使用してもいいから使用するのではなく、配慮しましょう。それが自分を守ることにもなります。
ちなみに海外では盗難に使用が盗難につながるため、公共での使用や街中での使用をしないように呼びかけられています。
ポケットに入れていたり、手に持っていると盗られてしまうんです。
日本とは違った意味での注意が必要になります。
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