地震による災害だけではなく、大雨による災害も多く発生するようになってきました。
災害時の非難生活は数々のストレスにさらされてしまいます。
そして、災害時に耳にするようになってきた一つの病名があります。
エコノミークラス症候群
静脈血栓塞栓症ともいいます。
飛行機のエコノミークラスなど、狭い空間で長時間過ごし下肢の静脈にできた血栓が血流にのって肺に詰まる。
航空内の乾燥した空気、低い気圧による水分の蒸発も誘因とされています。
深部静脈血栓症と肺塞栓症の二つが起こった状態。
肺塞栓症
肺の血管が詰まることで呼吸困難や動機を起こす。胸の痛みや息苦しさを訴え、命にもかかわる。
原因
一時期、飛行機での発症が有名になりましたが飛行機に限らず、長時間の電車の移動や長時間のデスクワーク、映画館などでも起こりうるのです。
高血圧、糖尿病、高脂血症などによる動脈硬化など血管の劣化を起こし、血流の障害や血栓を起こしてしまいます。
喫煙者やホルモンの変化でも血栓ができやすくなります。
長時間、足を動かさないことや、座っていることによる足の血流が滞ることで血栓ができますが、脱水により血液がドロドロになることも血栓ができすくします。
足に血栓ができやすいのは心臓より低い位置にあるため、血液が心臓に戻りにくいためです。
普段はふくらはぎの筋肉の収縮でポンプの役割を行って、歩くことなどことで血流を補っています。
足先が浮腫みやすいのは、血流が理由にあるのです。
予防
その場で足ふみやつま先立ちを行う。
座っている場合でも足首や膝の関節を動かす。
血流が悪くなるので足を組まない。
ふくらはぎのマッサージを行う。
脱水も発症の原因です。水分補給を行いましょう。
アルコールやカフェインのは利尿作用による脱水を助長するので注意。
避難生活で起こる理由
ライフラインの途絶により、水分が手に入りにくい。
トイレを控えるため水分を控えてしまう。
避難所や車中泊により、あまり足を動かさずじっとしている。
ストレスにさらされホルモンバランスが崩れる。
自動車でも、軽自動車や乗用車での発生が多くスペースのあるワゴン車などでは発生が減っています。
横になって足を伸ばせることが違いになるようです。
また、エコノミークラス症候群で亡くなっている方は睡眠薬の服用しての報告も多かったようです。
熱中症や感染症にも注意
衛生面が悪くなり、感染症が発生しすくなります。
傷などからの感染、食中毒、避難所での集団の生活などが要因になります。
手洗いうなどが十分にできないなどもあるのでしょう。
災害時の犯罪
26歳の無職の男性が東京から熊本にきて携帯電話販売店に侵入。沖縄市の18歳の少年とスマホ51台を盗んだとして逮捕された。
火事場の泥棒といいますが、心配より先に窃盗を目的に災害地へ向かう人がいます。
ボランティアなどにより県外ナンバーなどの車が目立っても、言い訳ができます。
災害時に窃盗や性犯罪の報告が多く聞かれるのです。
発生しやすい状況
避難所でさえ喧嘩などだけではなく性犯罪や窃盗が起こります。
ボランティアを装ったりして、声をかけてきたり留守の確認をして侵入する。
許せないことは被災者だけではなく、ボランティアの女性が被害にあったりしているのです。
トイレに入るとこを狙って襲う。
車に鍵をかけずにいると、無理やり侵入してくる。
自宅にいても、ドアの鍵を開けて対応しようとすると侵入してくる。
歩きスマホなどで意識が逸れていると、後ろからつけられて、倒壊家屋などで死角を利用し襲われる。
食料がある、取材させてほしいなどの声掛けし、別場所に連れて行かれる。
災害時の犯罪対策
防犯ブザーをもっておく。
トイレの入る前には周囲を確認。できれば一人では行かない。
移動中、死角になる場所に注意する。
安易にお金の話はしない。
複数で行動し一人にならない
避難所で寝る時も1人にはならない。場合によっては勇気をだし大声を。
歩きスマホは絶対にしない。
家でインターホン越しに、支援来たと言われてもも安易に開けない。
子供、女性は一人では絶対に行動しない。たとえ男の子でも危険。
車でも必ず鍵をかけること。
食料がある、取材といわれてもついていかない。
時には嘘でも性病があるなど言って防衛する。
身近な人が犯罪者になることもあります。
災害地を狙ってくる犯罪者がいます。
心身ともにクタクタになっているときですが、だからこそ自分と家族を守りましょう。
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