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12月25日

この日も目眩と吐き気が続いていた。

 

 

う…

 

 

車の停車や発進・カーブの度、吐き気が強くなる。

 

 

~~♪

 

 

夕方、電話が鳴る。

 

 

「螢さんですか?」

保険事務所からの電話。

 

 

「先生の記載だけでは解りにくいので確認したいのですが、今の状態はどうなんですか?」

傷病手当の申請に対しての、病状の確認だった。

 

 

「場合によって、一時審査のため給付が停止することもあるかもしれないです。」

休養が長期になっていることを釘をさしてくる。

休みの期間が長くなるほどに、こういった質問など増えてくる。

 

 

 

正直なところ、一日だって早く復帰したい。

病気と嘘ついて傷病手当もらっても、金額が多くないので生活なんて出来ないのに…

 

 

怪しまれて、支払いを遅らされると生活に直結してしまう…

ドクターに書類をもっと詳しく書いてほしいとか
直接、症状を主治医に聞きたいなど注文を次々と言ってくる。

 

 

仕事として、不正受給のないように理解は出来るけど…こちらに気遣いの言葉はなく

辛い電話だった。

 

 

社会復帰できないことは症状の苦痛だけでなく、違う悩みをもたらしていた。

だけど、仕方ないか…

 

 

僕自身が、ある程度早くに復帰できると甘くみていたんだ。

周りだって同じなのは、当たり前だよね。

だから、普通に考えたら仕方ない。

 

 

とにかく、明日は検査。
何か進展して欲しい。

今晩と明日は、痛み止めの内服を飲まないでにてみよう。

 

飲まなくても痛みや痺れが治ってるのか?
吐き気やめまいは薬の副作用なのか?

 

 

それを、確認することができる。

何より、手足の悪い状態できちんと検査を受けたかったかったから…

不安と期待が混じる複雑な気持。

何も異常ないなら

 

 

喜んでいいのか?
だとしたら、痛みや痺れは何なのか?

 

 

そして、異常があったなら

悪くなってるか、違う病名になるということ?
だけど、客観的に皆に辛いということが証明することができるということ。

 

 

どちらに、転んでも苦痛は苦痛。
それなら、きっと原因がハッキリした方がいいんだろう。

明日には、何か変わってることを願って…

おやすみなさい。

 

 

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