働く看護師皆さんのための13サイト☆現在準備中

7月19日

一ヶ月以上ぶりの車の運転をしていた。

 

横では妻が唸ってた。

 

 

「いたたたた。」

 

昨日、産婦人科受診したばかり。
十分な大きさになり内服が中止になってた。

 

 

予定日は8月上旬だけど、朝から出血。
痛みも落ち着かなかったので、病院に車を走らせた。

 

久しぶりでも、運転は結構できるもんだ。

 

朝一番、診察。

破水していたらしく、そのまま入院へ。
準備していた入院の荷物を運ぶ。

 

 

…重たい。
階段がつらい。

 

 

病室に入り赤ちゃんの心音聞くための機械が付けられる。

とりあえず、お互いの両親に入院になったこと電話する。

僕が退院して一週間経ってないのに、次は妻が入院。

 

 

 

分娩室に入るのも、出産するのも早かった。

入院から一時間半での出産だった。

 

 

 

手を握り、汗を拭き、声をかけ、生まれてきた命。

情けない事に、手足が引きつり辛いことになっていた。

 

 

それでも、妻も子供も無事で…よかった。
それが一番幸せなこと。

 

 

「早かったなぁ。」

助産師さんも先生も同じ事いっていた。

 

ほどなくして、息子と対面。
抱っこする。

3170g。

小さい。
ほとんど目は開けず小さな手を時折すこし動かす。

 

 

長男が生まれてから七年。
新鮮な気持ちで赤ちゃんを見た。

見ているだけで幸せな気分になる。
不思議だ。

 

 

こんにちわ。
初めましてパパだよ。

 

両手に抱えた小さな小さな命。
温かい…

 

 

なのに僕の腕にはすごく重たく、短い時間で手や足が痛くなってくる。

わずか三キロの自分の子供も、支えることのできない手。

震える自分の手を見つめ悲しく…情けなくなる。

 

強い疲労感が全身を襲った。
座っていても息切れがする。

 

 

身動きができなくなり、午後から寝込む。
情ない。

身体を動かせない。

それでも、子供を見ないといけない。

 

 

学校の終わった長女と長男を病院に連れて行き赤ちゃんとご対面。

家に帰り、ご飯にお風呂・洗濯と明日の準備。

普段、妻に全て任せていた事を四苦八苦しながらこなしていく。

そして、身体は答えてくれない。

痛い。しんどい。ダルい。

 

次へ

前へ