「大丈夫?怪我なかった?」
今日も造花作業。
隣に座った宮川さんか声かけてくれる。
「あ、はい…」
顔がひきつる。
…この人も普通に見えて、突然変わるのかな?
怖いよ…
「あはははは。」
私はビクビクしながら相づちうつのが精一杯だった。
ラーシャさんの顔が頭から離れないんだ。
私は残りの時間、無言で作業してた。
顔が見れないし、声をかけれない。
ただ怖かった。
「あの…トイレに行ってきます…」
私は一度作業を止めて気分を変えるためにトイレへ向かった。
…あれ?
患者さんが蛇口に口付けて水飲んでる…
コップ使えばいいのに、よっぽど喉が渇いてるのかな?
あ、トイレ行かなきゃ。
…
ふう、一息ついた。
実習はまだ長いんたから、頑張らないとね…
…あれ?
まだ水飲んでるの?
あれから時間経つのに大丈夫?
「あの…」
!!
声をかけたとたんギロリと睨まれた…
お腹は水でパンパンに膨らんでるのに飲むのを止めようとしない。
こ…こわいっ
「あ…いや…」
止めないといけない。
だけど怖い。
もう、やだよ…
「ひゃあっ!!」
その時、私は後ろから肩を叩かれた。