世界アルツハイマーデー
WHOと国際アルツハイマー病協会が1994年に共同で、毎年9月21日は世界アルツハイマーデーと制定した。
1994年9月21日に第10回国際アルツハイマー病協会国際会議が開催された。
世界の患者と家族に援助と希望をもたらすことが目的。
2015年より9月を世界アルツハイマー月間とした。
日本では各地31カ所のお城やタワー、ランドマークが認知症支援のシンボルカラーであるオレンジにライトアップされました。
このカラーは各国で違います。
公益社団法人の認知症の人と家族の会による啓発活動の一環になります。
大阪城や京都タワー、ポートタワーなどがきれいなオレンジに光りました。
こういったメッセージや取り組みは嬉しくなりますね。
9月3日、川崎医療短期大学でデジタル技術を活用したバーチャルリアリティーで障害者や高齢者のハンデキャップを体験するイベントが行われていました。
人生にみたてたすごろくを進めて、事故で車いすになった、パートナーが認知症と診断されたなど指示に従い体験ブースを回る内容でした。
不幸な出来事をすごろくに見立てるのは不謹慎な気がしますが…VRをゲームではなくこういった活用で体験ができるのはすばらしいですよね。
認知症ブースもありVRゴーグルをつかって認知症患者の視点で不安な気持ちや、支援される安堵感を体験できたという。
12月、3月にも予定されているそうです。
9月5日、アルツハイマー病を血液検査で比較的簡単に診断できる手法を京都府立医科大が開発した。
いままでは認知機能の症状が出てから診断されることが多かったが、血液データから早くに診断できるようになるかもしれない。
内容は脳脊髄液でしか測定できなかったタンパク質のP-tauを血中にあるものを従来の1000倍の感度で検出できる手法。
20人のアルツハイマー病患者と健常者で比べ患者側が高く出ることを確認したそうだ。
このタンパク質は症状が出現する前から増えるという。
早期診断ができれば、早くから治療ができるということになりますよね。
なんとか実用化にたどり着いてほしいですね。
ビールの原料のホップから出る苦味成分に肥満認知症低下を改善する効果があるとキリンホールディングスの健康技術研究所が解明し、国際アルツハイマー病学会で発表した。
肥満によって認知症のリスクは高まるとされており、イソα酸とよばれるこの成分が効果がありコクや苦みが強いほうが量が多く含まれているそうです。
ビールを飲んで認知症の予防に…うれしい治療方法になるのかもしれません。
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