食べる量が増えたわけではなく
むしろ減ってはいるのに増える体重。
仕事で、どれだけカロリーが消費されていたのか実感させられる。
体重計乗るのが怖いと思うのは初めてだ。
どちらかというと小さい頃から痩せ型。
今はお腹周りだけに肉付きが…
暖かくなるほどに痛くなる手足。
指先だけですることが上手く扱えず
自動販売機にコインを入れる
オセロをひっくり返す
財布にお札やカードを入れる
何気ない事が手こずりイラッとしてしまう。
無理して
我慢するほど
痛みが増して動かなくなる。
3月10日
琴平にある、こんぴらさんへ。
本堂まで長い長い階段。
手足が痛い。
子供ははしゃいで駆け上がっていく。
いたいけど…願をかけながら
それでも、頑張って自分の足で上がる。
ふぅ…
帰り道にはまったく足が動かず、ずっと妻の肩を借りることになっていた。
平地すらも足が支えれず…
情けなくなる。
体力と足の筋肉には自信があったのになぁ…
手に入れた黄色い御守。
御守は沢山あっても喧嘩しないってテレビでやってた。
治りますように…
3月11日
震災から二年。
まだ、二年なのか…
もう、二年なのか…
理不尽に日常を奪われた人の言葉は自分は幸せな人間であることを思わされる。
故郷を失い
友を失い
家族を失い
夢を失い
それでも、残された思い出…
何でこんなにも無慈悲な出来事があるのかと感じさせられ
人がちっぽけなことを痛感させられる。
今があるのは当たり前でなく
でも、失わないと大きさに気付けない…
そのときは、取り戻すことは困難になっている。
それでも、生きるしかない葛藤。
せめて未だに行方不明の方が、少しでもはやく、せめて一人でも多く家族の元に戻れますように…
3月12日
外来受診日。
主治医の診察が最後の日。
珍しく予約した時間に待たされず受診出来た。
手足の筋肉や神経が温かくなると痛みが増すことを先生に言うと、そういう人はいるそうだ。
夏場は気をつけたほうがいいかも…と
暖かくなると、良くなるかもと待っていたはずなのに…
これから、悪くなるかもという不安を与えられる。
それともう一つ。
あまり意味がないと思うので、薬を止めてみてはどうかとのことだ。
痛みはあるけど、薬を止めれるなら止めたい。
恐る恐るだけど試しに薬をやめてみよう。
紹介状を書いてもらい、先生の治療は終わりになった。
紹介状の病名には、こう記されていた。
ギランバレー症候群疑いと。
神経伝導検査、髄液、ガングリオシド抗体も陰性であったと。
3月14日
薬を止めて2日が過ぎる。
痛みと怠さは変わらなかった…
良くも悪くも変わらない…
つまり、飲んでも飲まなくても一緒だといこと。
高い薬を副作用承知で飲んでたけど…今の痛みには意味のないものになってたんだ。
痛みや怠さ、動かしにくい指と付き合っていくしかないということになるのかな。