医療の世界は日進月歩。
毎日のように新しい検査や薬などの発見や開発のニュースがあります。
京大グループのALSの進行抑制物質発見
岡山大の臓器の接着剤
日立製作所の乳がん検診に超音波を使う新技術で痛みのない検査装置
ロシアの研究者による放射線治療にかわるプロトン光線治療法
など
実際に医療の現場で使用されるまでは時間も、費用も、治験も多くあると思いますが待っている患者も沢山いるはず。
本当に沢山の努力に頭がさがります。
そんな中、驚いたニュースを三つ取り上げてみます。
目の外科手術を行うロボットの登場
オランダのPreveyes BV社が開発。
カメラ映像を見ながら訓練を受けた外科医が、ジョイスティックとタッチスクリーンで操作して手術を行うもの。
人間では不可能なレベルの精度で動作は人間のみの時の10倍の精度に匹敵するとのこと。
2016年9月にオックスフォード大学にてこのロボットを使った手術が行われ、その後5人の患者が手術を受けている。
ロボットだけのホテルや、人間に囲碁や将棋で勝つコンピューターなどニュースで聞くようになりました。
コンピューターが賢くなりすぎると逆に怖くなります…
ただ、これは実際には、人が操作しての段階で機械が行ったわけではないんですね。
あくまで補助ロボットとして世界で初めて手術を行ったと。
医療や介護の現場の人手不足や老老介護からロボットによる介助に期待が集まってますが…どこまで求め、どこまでしてもらうのが正解なのかわかりません。
人間よりミスはないかもしれませんが、故障やエラーはあり得ます。
これから、どうなっていくか気になる分野ですよね。
映画の世界のように知能の持ったロボットが暴走なんて未来は怖いです。
人間が必要のない世界になんてことも…
人類初の頭部移植手術であるHEAVENプロジェクト
イタリア人神経外科医、セルジオ・カナベーロ博士が今年の12月にむけて頭部の移植の準備をすすめている。
死亡後に極低温凍結された人間の脳が新しい体に移植され生き返る。
すでにマウスで脊柱を完全に切断したあと動きを回復させる実験に成功しているという。
まさに映画の世界の話ですね。
脳は生きているが体は病気で生きれない。
じゃあ、頭を違う人の体に…
これは例え上手くいったとしても大きな問題が発生しそうな気がしますし、怖い話ですよね。
脳は老化していくのでさすがに不老不死とはならないでしょうが…よい肉体を求めお金持ちが…なんて話も出てきてしまいそう…
3Dプリンターで印刷した卵巣で出産
ノースウェスタン大学が3Dプリンターで人工の卵巣を作り、卵巣を取り除いたマウスに移植した。
そして、そのマウス3匹はは女性ホルモン周期も復元され正常なレベルのホルモンが産出し母乳も分泌し健康な子どもを出産し育てることができたと発表した。
最後はこちらのニュースです。
これもSF的な驚きのニュースとなっています。
妊娠できず苦しんでいる夫婦に光となるのかもしれませんが…臓器を印刷し子供を産む…
これも怖さを感じます。
しかも、先ほどの脳の移植のニュースと併せると、3Dプリンターで体を作り、脳を移植という手段さえ将来できてしまうのではと思ってしまいますね…。
私が日ごろから医療で早く出来てほしいものがあります。
皆さんは何かありますか?
私の望んでいるもの二つ。
1つは注射針の進化したもの。
自動で血管を発見し侵入してくれる針か、刺しても痛みを感じない針がほしい。
患者は辛くて苦しくて受診に来ているのに検査や治療のために針を刺し痛みを与えてしまう心苦しさがあります。
難しい人だと何度も何度も刺すことに…
自分が楽したいというよりは一つでも苦痛をとってあげたい気持ちで望んでます。
そしてもう一つは神経の状態を客観的に表せれる検査です。
自分が病気になった時、どうやったら痛みやだるさ、痺れなど判ってもらえるのか苦しみました。
妻交通事故で症状に苦しんでいるときも保険会社から冷たい対応をされ示せるデーターもなく悲しい思いをしました。
同じように痛みや運動障害、知覚障害などで苦しんでいて、それでも理解してもらえず場合によっては仮病と思われる悲しさを何とか無くしたい。
それが、私が一番望んでいる医療の器具や検査です。
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