タイガーウッズさん、インパルスの堤下敦さん、ガリガリガリクソンさんと有名人の車の運転についてのニュースが続きました。
飲酒に鎮痛剤に睡眠薬。どれも、一歩間違えたら大事故になっていた内容です。
だけど実際に車の運転中に運転手が意識がなくなり操作不能になるのはどんな状況があるのでしょうか?
薬を飲んで運転
睡眠薬について、飲んだすぐ後だけではなく翌日にも運転を控えるようにと言われています。
常用し慣れてくると、油断するかもしれません。
しかし持ち越し効果といって日中の眠気やふらつき、頭痛やめまいなどがおこるのです。
そして、睡眠薬でなくても副作用で眠気のでる薬もあります。
抗不安薬、抗アレルギー薬、パーキンソン病治療薬、咳止め、痛み止め、吐き気止め、偏頭痛治療薬、禁煙補助薬、抗てんかん薬、抗不整脈薬などのなかに副作用として眠気に襲われることがあります。
お年寄りの車の事故はもしかしたら本人が気づかなくても薬による副作用などもあるのかもしれませんね…
病院では処方時の注意だけではなく、睡眠薬をつかう検査時も必ず車の運転はしないように説明を行っています。
薬は怖いものです。
私も全身の神経痛と闘病しているとき薬による眠気とも闘っていました。
危険ドラッグを服用した運転による事故も一時期多かったですよね。
薬を飲んで危険な状態で運転するのは道路交通で違反になります。
薬が怖いということを忘れないでください。
居眠り運転
一時期、JRの運転士の居眠りが連日ニュースで流れたり、長距離バスの運転手の居眠りも深刻な問題になりましたね。
運転手は自分だけでなく他人の人生を預かっていることになるのです。
睡眠時間もしっかりとって体調も整えているのにそれでも眠たくなる…
もしかして睡眠時無呼吸症候群化もしれません。
睡眠時無呼吸症候群
眠っている間に呼吸が止まる病気です。症状としていびきと無呼吸になります。
寝ているのに酸素不足になり脳や体に負担がかかっている状態になり断続的に覚醒した状態になります。
日中に強い眠気や倦怠感、集中力の低下が起こります。
病院で検査、治療ができますので、家族でいびきや無呼吸のひどい人がいたら受診を勧めてください。
睡眠不足
睡眠時無呼吸症候群でなくても、睡眠不足の蓄積や疲労は眠気、判断力の低下など事故へとつながります。
事故は個人だけの問題ではすみません。
睡眠時間が短くなるほど事故のリスクがあがることが発表されています。
それは、飲酒運転と比べとも変わらないくらいのリスクと言われています。
体調の管理はしっかりと行いましょう。
長時間の運転時は休憩をとりながら対策を。
アルコールの摂取
飲酒運転がいつまでもなくなりません。
公務員なども捕まっていますね。場合によっては事故を起こしても飲酒がばれるのが怖くて逃げる。
…アルコールを飲んだことにより寝ぼけたり、判断力が低下し運転してしまうのかもしてませんが言い訳にはなません。アルコール摂した人による痴漢など迷惑行為もみられています。
じゃあ、ひと眠りしてから運転しよう。
そんな簡単なものではありません。場合によっては翌日の午前中でもアルコールは分解されずに知らず知らずに飲酒運転になってしまっている可能性があるのです。
アルコールの分解にビール500mlを1本で3~4時間程度かかると言われています。
飲んだ量が多くなるほどアルコールの分解にかかる時間は比例して長くなります。
飲んだら飲むな、飲むなら飲むな。
絶対に守ってください。
飲酒運転はどんな言い訳があっても許されません。
病気によるもの
意識が突然亡くなる病気はなんでしょうか?
心不全、脳卒中、低血糖、一過性脳虚血発作。
運転しながら亡くなってしまうこともありますので、持病がある人や高齢者の方は体調管理をしっかりと行いと調子が悪い時は運転を控えるようにしてください。
薬、アルコール、疲労や睡眠不足などが原因の防げる事故は0になってほしいですね。
1度の過ちが被害者も加害者も苦しみ続けることになってしまいます。
車は便利です。だけど制御不能になったとき走る凶器になってしまいます。
自動運転化にすることで事故よる被害者が減るのなら、これから開発が進み普及してほしいと思います。
ハンドルを握るときは今、本当に運転して大丈夫なのか自分の体の状態を確認してからにしましょう。
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