国内の医療用医薬品、2017年4月~6月決算で武田薬品工業がトップに返り咲いた。
全世界の売り上げランキングからみると20位前後になります。
世界からみた医薬品のシェアは北米が4割ほどを占め、日本は1割程度にとどまっています。
少しさびしいですね。
ちなみに日本に製薬会社は約400社存在しているそうです。
医療において不可欠な薬。
勤務していると、製薬会社の定期的営業の方が医師に面談にこられお話しをされます。
今回は製薬会社について調べてみました。
製薬会社
医薬品を開発し、生産・販売をしていく会社です。
薬を研究開発する。
これには、莫大な費用と時間を必要とします。
1つの薬の開発に5億円の費用とと10年以上の時間が必要という話です。
臨床試験を行い作用や副作用を確認し商品にできるとなれば、安全性などのテストを行い、人で治験が行われ承認へと順序を追っていきます。
時間と費用が大きくかかるため、結果が出なかったら…大変なことですよね。
しかし逆にオンリーワンの薬を開発さえできれば、その利益はもの凄いことになります。
今はオプジーボが有名ですね。
そして新薬だけではなく、現在ある薬を改良したり、ジェネリック医薬品の作成なども行います。
薬を営業販売。情報を医療機関へ提供する。
MR メディカルレプレゼンタティブ
医療情報担当者、MRと呼ばれています。全国で6万人いるそうです。
医薬品の品質、有効性、安全性などの情報収集、提供する仕事です。
飲み薬から外用薬、注射薬剤などあらゆる薬剤の情報を取り扱い、正しい情報を医療機関に提供します。
自社の製品を医師や薬剤師にPRします。良いところばかりではなく、副作用などの情報もきちんんと提供しています。
1997年よりMR認定試験制度が導入され、その有効期間は5年になります。
2012年より接待関連行為が禁止となっています。
医師とメーカーとの誤解を与えるような行為は控えましょうということですね。
MS マーケティングスペシャリスト
病院や調剤薬局など医療機関に対し医薬品の価格交渉を行います。
そして医療機関への納品へと続きを行います。
医療の現場では、こうしたスペシャリストの業種によるかかわりによっても支えられているのです。
国内製薬会社のランキング
ちなみに、2016年度の国内医療薬品売上高の順位は1位が第一三共、二位が武田薬品、三位がアステラス、4位が中外製薬、5位が大塚HDでした。
研究開発費ランキングになると1位が武田薬品、二位が第一三共、三位がアステラスで武田薬品の金額は約3100億円になってます。
研究開発費に年間それだけ投資しているんですね…
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