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東日本大震災による影響。医療と復興。解決策の見えない赤字の問題。

 

東日本大震災から6年半。

福島第一原発のイラスト(事故後)

 

福島と医療についてのニュースを二つ取り上げたいと思います。

 

 




 

目次

去年11月に開設したふくしま医療機器開発支援センターは福島県が支援することで復興を加速させようと国の補助金130億円で整備した。収入額を今年度3億円と見込んでいたが1600万程度になり、実験のための資材の購入費などで6億円余りが赤字になるという。

 

 

県医療関連産業集積推進室はオープン直後から受注が見込まれると過大に評価していた。という。

 

 

 

うつくしま次世代医療産業集積プロジェクト

 

平成17年度から実施。

有数の医療機器生産県であり福島県立医科大学、日本大学工学部、福島大学、会津大学などで研究開発が行われている。

医療現場のニーズ収集から研究開発、事業化までの取り組みを行う。

 

ふくしま医療機器開発支援センター

 

国内唯一の医療機器の開発から事業化までを一貫して行う施設であった。

 

開発された医療機器の安全性の試験や、医療機器と企業の連携を支援する役割を担う。医療従事者のトレーニングなども行う。

マイクロスコープのイラスト

 

産業の復興、雇用の創出を図るなど復興への重要プロジェクトになっている。

 

復興のためのものが結果を出せずに赤字になってしまった…

県は3億余りの財政支援を補正予算案に計上する見込みだそうです。

 

ものすごい金額がかかってしまっているものなので、何とか無駄なものにならないよう頑張ってほしいですね…

 




原発事故後も診療を続けていた高野病院が経営危機に陥っている。阿部院長が9月末で退職。

 

 

高野病院

 

高野病院は病床数118床で、郡内で唯一の夜間対応と入院可能な医療機関

昭和55年に設立された個人病院。

 

 

経営難の原因

 

何があったのか?

 

覚えていますか?昨年末のあるニュース。

 

高野院長81歳が昨年12月30日に火災で亡くなった。

 

 

原発の事故後も22キロの場所で、避難せずに診療を続けていた医師。

常勤医は高野院長のみであった。

 

忙しい医者のイラスト

 

 

その後高野病院を支援する会が発足され、今年の春に新しい医師を招いた。

しかし、原発事故のあと収入は減り、経費は膨れ上がるという悪循環で財政問題が改善しない

 

元院長が患者のために過労で倒れながらも頑張ってきたが、赤字が毎月500万になるという。

 

事故の前は月に500人ほどいた患者も減少。

長期入院の患者が多いため、昨年の診療報酬の改定でさらに負担が大きくなった

 

院長の死去で医師を4人、県外から医療スタッフを呼ぶため人件費も必要になった。

医療従事者と患者のイラスト

原発から22キロの場所にあり、原発事故により過疎になり人口が減ったことにより経営は難しい。

 

 

しかし、医療は倒産すれば終わりの問題ではなく病気で苦しむ人のために赤字でも頑張っている経営者…

国や県は手を差し出すことはできないのでしょうか?

上記の医療センターに3億などはだせるのに…医療空白地ができてしまう危険のある高野病院は…

 

 

 




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