暑い日が続いています。
海外では、6月に50度を超える気温の報告もありましたね。
夏になり多くなる海や川、プールでの事故。
今週も何件かプールで事故が起きてしまいました。
暑いですが、十分に注意して大切な命を守りたいですよね。
さて、医療の方での事故のニュース。
目次
兵庫県は県立病院3つで4件の医療事故があったと発表した。県立こども病院で1歳の子供を看護師が抱き直そうとしてバランスを崩し誤って落下してしまい頭頂部骨折と硬膜外血腫の重症を負わせた。後遺症は今のところみられてない。同病院で重症新生児仮死の子供にカテーテル挿入時に尿道破裂の事故もあった。
こども病院での事故が2件。
この病院では実は過去に何件か報告があがっています。
2013年に生後1ヶ月の子供に通常の10倍の量の抗生剤が投与され右足の指3本が壊死、切断を余儀なくされた。歩行に影響が出ると考えられる。
医師が40ミリグラムの投与を指示したのに看護師が400ミリグラムの用意をした。
医師がこの点滴を右足首から投与し、足の血管が詰まったとされている。
この時、処方箋ではなく口頭で指示をし復唱確認も怠ったとの事件。
決められたルールを守らず、そのために子供の未来が犠牲になってしまった悲しい事故です。
2005年には看護師が入院していた男児のベビーカーを、移動中に手を離し転倒させ硬膜下血腫と診断。4度の手術を行う結果になっている。
2015年3月には入院中の乳児に医師が血液製剤と誤って血圧を下げる薬を投与し呼吸困難などの中毒状態におちいり死亡した。死亡については持病が原因で、薬の誤投与との因果関係はないとしている。
こども病院のため犠牲になったのは子供…
同じ事故が発生しないように願いたいです。
東京慈恵医大で2015年10月に、肺がんの疑いがあるとCT検査などで指摘された72歳男性の治療が約1年放置されて今年2月に死亡した問題。他でも胃がんなど検査結果を主治医が認識しておらず、4ヶ月から3年の期間に及んで見落とされていた患者が5人いたとの調査報告があった。
これら5人の見落とし事案を受け2012年以降、検査結果を把握する担当者を決めるなどの対策をとっていたとのことだが今回繰り返されてしまった 。
がん疑いの画像診断報告書を放置するミスは全国で起こっており、5年で30件の報告があったという。
見落としを防ぐためのシステムを電子カルテ上の連絡などに組み込むのは難しいのでしょうか…
実はこの男性の妻も別の病院で2005年に医療ミスで死亡していたということで、子供は悔しい思いをしたことだと思います。
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