昨年、東京女子医科大学で脳血管のバイパス手術を受けた男性が医師のミスで障害が残ったとし、東京地裁に家族らが1億5千万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。
45歳男性が2015年11月にもやもや病と診断され、2016年2月に右動脈のバイパス術を受けて退院した。
4月に再入院し、左動脈のバイパス術を実施。この手術で脳梗塞になり一時意識不明、その後高次脳機能障害と左半身に麻痺が残った。
最初の手術は右側頭部の血管が脳への血流を補っていたが、2度目の手術では右を下にしたため血管が枕で圧迫され一時的にふさがった可能性があると病院は説明。
男性側は、血流を妨げないようにする注意義務を怠ったとして訴訟を起こした。
手術による結果をめぐっての訴訟。
医療は本当に結果次第で患者・患者家族、病院に大きな問題をなげかけてしまいます。
救急や外科医、産科医が減っていく原因ですよね。
7月24日埼玉県県立小児医療センターで手術室や病室でダニの発生原因になるというチャタテムシが見つかり、24日と25日の予定の38件の手術を中止した。
病院は手術エリアを対象に炭酸ガスによる燻煙処理などを行った。26日から手術は再開。
湿った場所を好みカビなどを食べるチャタテムシ。
チャタテムシ自体は無害だが、ダニの餌になるために今回の対応に至った。
驚いたのは、今年の1月に移転したばかりの新しい病院で起こったということ。
古い古書等でも持ち込んだのでしょうか?二日間で38件もの手術を予定していたことも驚きました。
札幌市内の入院患者に腸管出血性大腸菌Oー157の集団感染、男性2人が死亡した。
7月24日以降で70代~90代の入院患者の男女16人が、血便などの症状を訴え10人からOー157が検出された。
当初は新たな患者の受け入れを続けており、プライバシー保護や病院運営の観点から病院名は公表できないとしていた。
8月2日に検出された数が10人となり病院名を公表した。
給食や調理員からは検出されてないため、感染経路を調べている。
食事からの感染ではないのに、集団の感染はなんなのでしょうか…
高齢者ばかり感染しているのですが、原因を解明してほしいですね。
聖マリアンナ医科大学病院が7月25日10mg入りの麻酔用筋弛緩剤べクロニウムを1本紛失したと発表。
成人3人分の致死量に相当する量とのこと。
通常は施錠した金庫で保管されている。
投与者が決まっているものは、患者のベッド横にある無施錠のボックス内に置いてある。
7月22日の午後5時ごろ5本のうち1本がないことに担当看護師が気づいた。
聖マリアンナ医科大は過去に患者情報500人入ったノートパソコンを紛失したニュースもありました。
筋弛緩剤や睡眠剤などは管理が必要で、また定期的に紛失が報告されるものですよね。
悪用されるのが怖い薬です。
今回の管理方法はずさんであったとしか言えないですよね…
沖縄県立病院の当直医師らへの時間外勤務手当未払い問題で全6病院で2015年、2016年の合計で約18億6千万に上がる。
対象の医師は830人。
金額がものすごいことになっていますね。医師の労働環境改善のためのニュースも最近多く耳にするようになりました。
過労による事故や自殺の防止へとつながっていくと良いですね。
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