アメリカの神経学会誌にて睡眠の質が悪いとアルツハイマー病を引き起こす原因である可能性があると発表。ウィスコンシン・アルツハイマー病研究センターなどの研究チームが平均年齢63歳の健康な大人110人を調査した。睡眠障害がアルツハイマーに関連したタンパク質が脳内に蓄積される原因になりうる。とのこと。
現段階では可能性の段階ですが、この研究でアルツハイマー病の治療や予防に役立つデーターになるとよいですね。
アルツハイマーの予防ができたら経済によい影響になると言われてます。
防衛医大などの研究チームによりアルコールに強い体質の人は痛風になりやすいことがわかった。
男性の痛風患者1048人と、痛憤でない男性1334人の遺伝子を比較しアルコール分解過程で働く遺伝子の違いが痛風の発症リスクにも関係することを突き止めた。
この遺伝子の働きがよい人はお酒に弱い人の2.27倍の痛風発症リスクにあるとのこと。
アルコールに強いにで飲酒量が多い可能性があると考え、飲酒が月1回以下の飲酒習慣のない男性でも比較したが発症リスクは1.93倍であったと発表された。
痛風は食生活で起こるというイメージが強かったんですが、遺伝子が原因の一つでもあったんですね。
プリンタ体の含まれた美味しいものばかり食べるとなる、ぜいたく病の印象ですが改めないといけませんね。
家族がお酒に強い場合や痛風の家族がいる場合は注意していたほうがよいのでしょう。
WHOが新しい必須医薬品のリストでタミフルを最低必要限の薬から補足的な薬に格下げされたと報じられた。
一時期、子供が内服すると…なんて騒ぎもありましたよね。格下げですか…
2009年にリスト入りされていたが、大人で症状のある期間を1日短縮するだけで、入院や合併症を減らす効果はないという研究が発表されていた。
しかし、重症患者などには内服が望ましいそうです。
東京大の上田教授と宮園教授が、マウスの体を透明化する技術をつかい、がんの転移を細胞レベルで観察することに成功したとアメリカの科学誌で発表した。
2014年に脂質や血液の色素を取り除く試薬を使ってマウスの全身を透明化することに成功した。赤く光るように操作したがん細胞を移植し、転移した様子を特殊な顕微鏡で観察できたとのこと。
このマウスの写真はなかなかキツイ絵になってますね…
ここまでくると研究に犠牲になっているマウスさんが可哀そうになってきますね。
だけど、いつもその犠牲の中で大きな成果を受けているので感謝をわすれずに。
今回のがんの観察ができるということは、研究者には大きなことではないでしょうか。治療に大きく貢献できる内容のことだと思います。
岐阜県の松浪総合病院は小腸の内膜を穴の開いた人工膜で覆い、栄養の吸収を妨げることで肥満症の治療法の開発に向け東京大学と共同研究を始めると発表した。
子豚を使った実験で体重抑制の効果が確認されたとのこと。口から内視鏡を使って挿入する方法を想定し取り外しが可能になるという。
胃のほうのリングの手術は聞かれますが、この場合年とってからの問題があるということで新しい方法として期待されます。
ダイエット目的ではなく、あくまで肥満症の治療のためにということですね。
徳島大のグループが乳房摘出せずに治療できる新薬が開発されたと発表。
今回の研究は日本で一番症例の多いエストロゲン依存性乳がんが対象となる。
実験では薬剤耐性となった乳がんへの効果が実証されたとのこと。この新薬とホルモン剤を併用することで最終的にはがん細胞が死滅したという。
女性からしたら乳房を切除せずに済むなら、これほど救われることはないのでしょう。
リスクを負って残すなら切除が望ましいと思いますが、確実に必要ないとなるのなら嬉しいニュースですね。
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