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最近の医療ニュースを看護師の目線での感想。後のトラブル系のニュース。

目次

東京のクリニックで医師が複数のワクチンを勝手に混ぜ乳幼児に予防接種していた件で、区が抗体検査を行なった結果半数近くの子どもで水痘やおたくふかぜの免疫が十分ではなく再接種が必要とし保護者に文書を送っていた。

予防注射を受ける小さな子供のイラスト

 

そのほか、はしかでも127人中32人、風疹は127人中40人に再接種が必要だった。区は現在、他の予防接種についても調べている。

 

予防接種を受けたのに効果がなかったなんて、親からしたらショックですよね。
許可なく勝手に混ぜて、その結果意味のない接種に…混合ワクチンがあるから大丈夫と考えたのでしょうか?
身体に負担がかかっただけになってしまいました。

 

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同じく勝手に医師が行なったニュース

 

兵庫県の小学校で6月に行なった歯科検診の時に、歯科医が保護者の同意を得ずに児童30人の乳歯を抜いていた。

歯科検診のイラスト(学校の健康診断)

 

全児童数は849人。
生え替わりをスムーズにするためグラついていた乳歯を歯科用器具で抜いたが、学校へは報告していなかった。
このため市は希望者を対象に臨時の歯科検診を行なったが、健康被害は確認されなかった。

 

行為は児童を考えての事ですが、説明も同意もなく行われたことは望ましくないことです。
今は再生医療の研究もすすみ、乳歯を保存しておく方がよいとも言われていますから安易な行為は許されないですね。

 

 




 

 

 

国内旅客機のトイレでの喫煙が、確認されただけでも年間105件に上がっている。

 

 

トイレでの喫煙行為は平成16年から法律で禁止されている

 

煙草を吸っている人のイラスト
禁止以降、件数は減っていたが平成25年以降は100件を超えた状態。
海外では過去に旅客機火災で100人以上が亡くなった事故が起きています。

 

トイレでタバコを吸い、中のゴミ箱に捨てるケースが多いとのこと。
これは危ないですよね。逃げ場のない空で火災の発生は地獄でしかありません。

トイレには熱や煙に反応する装置が設置され、客室乗務員もトイレ内のゴミ箱の確認を行なっています。

旅行を楽しむためにもマナーを守りたいですよね。

ちなみに厚生労働省よりスマホやパソコンのテレビ電話機能を利用して、禁煙外来の遠隔診療を認める通知が出されました。

 

 

 

旅行つながりで

 

外国人の旅行者が滞在中に病気や怪我で病院に受診後、未払いになるケースが増えている。

機内で病気になった人のイラスト

 

 

近畿運輸局が昨年実施した調査で、大阪府の受け入れた病院の30%で未払いが発生している。
未払いにより、病院経営への負担が心配されている。

 

国外で治療を受けた時、保険診療を受けれずに1000万近くかかることもあると聞きます。

旅行保険というのがあるんですね。

 

旅行保険

旅行中に病気や怪我をしたときや盗難にあった時の補償をしてくれる。
トラブル処理や日本語サポート、などのサービスや治療費、救援者費用などの金銭的な補償を受けれる。

 

バラ掛けというのもできるそうです。

病気は時間も場所も選びません。合わない食事や水でお腹を壊すこともありますよね。

また、カメラやスマホは盗難にあいやすいものです。

いざという時のことは備えないとダメですよね。
この事が続くと、病院にとっても旅行者にとっても良いことにならなくなっていしまいます。

 

こう考えると、医療は本当に高額ですよね。

以前、受診目的での旅行者の記事もあげています。

 




 

保険についてのニュースを続けます。

 

 

高齢者向けの医療費の補填するための支援金急増により、2025年までに大企業の健康保険組合の4分の1が財政悪化で解散の危機になる。

団塊の世代の人々のイラスト

 

 

後期高齢者支援金は被保険者が約1割の負担で残りを公費が約5割、健康保険組合が約4割を負担。

以前より、保険制度についての問題は2025年問題と合わせて深刻になっており支えきれなくなっています。

どうなっていくのでしょうか。お金がない人は医療が受けれなくなる時代がくるのかもしれません。

 

 

医療費関連のニュース3件目は

 

募金によりアメリカで心臓移植手術を受けた神奈川県の2歳の子どもでが退院。手術費用で約3億を支払ったが、体調不良による治療と長期の入院により約1億1千万の追加医療費が発生している。

 

 

募金残高をあてても9000万近くが足りないということ。

募金箱を持った子供達のイラスト

心臓移植手術で4億円以上かかったということなんですね…
子供を助けたい。善意の募金で助かった命。
お金がないと、命は買えない現実は仕方ないとはいえ悲しいですね。

 

 

 

バイエル薬品の社員が、宮崎県の医師に依頼し無断でおよそ300人の患者のカルテを閲覧していた。

 

 

去年、7月に男性が厚生労働省へ内部告発を行なった。この社員に対し上司が会社を辞めるよう勧めていた。

実は一昨年の10月には把握していたとのことだが発表は今年の4月だった。

電子カルテのイラスト

個人情報保護法違反の可能性

 

国への副作用報告を怠った事例12件も確認されている。

 

…これは患者情報を提供した病院も大きな問題があると思うのですが。

どんな理由があっても、人のカルテを覗き見る行為は許されないことです。知られたくないこともあるはずですから。

 

個人情報保護法とは

 

 

群馬大病院の同じ医師による手術後に死亡した問題。病院が賠償責任を求めた遺族の約6割26人に支払いを終えた。

腹腔鏡手術のイラスト

 

 

残りの遺族は男性医師に説明を求め示談に応じてないとのこと。

この男性医師は腹腔鏡や手術により18人の死亡が報道されていたが、病院の調査によりさらに12人いたことが判明していた。

 

この数は多いですよね。手術をするのが怖くならなかったのでしょうか?

周りの医師や看護師もなにも思わなかったのでしょうか?

 

同じことがおこらないように願います。

 

医療事故の後のニュースをもう一つ。

 

東京女子医大が外来患者が2年で19万人減少。平成28年度は22億の赤字で3年連続の赤字になっている。

 

2014年に2歳児に麻酔薬を大量投与し亡くなった医療事故がきっかけで特定機能病院の承認を取り消され、外来患者だけでなく入院患者も7万3000人近く減ったという話だ。

 

失った信用は簡単に戻りません。

そして、患者が来なくなった病院は経営難になり維持が困難になります。このことは、どこの病院でも起こりうることで真剣に慎重に医療に取り組まないといけません。

 




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