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最近の医療ニュースを看護師の目線での感想。労働環境に関するニュース。

 

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3年ほど前に岐阜県の病院職員の当時26歳の男性が自殺したことに労働災害と認定された。

 

高校時代から国体選手であった男性は2010年JAグループに就職。

2013年に病院に異動になりました。

その結果、駐車券処理や機器修理、当直勤務で救急ら来院者への対応などで死亡する3か月前の残業が月に107~148時間だったそうです。

連続39時間にも及ぶ勤務もあった。

2013年12月26日に体がいくつあっても足りないと文章をパソコンに残し失踪。翌月に車の中で死亡していた。

 

過労のイラスト(男性)

過労の問題。

体の疲れは心の疲れになります。

 

まともな考えができなくなるんですよね…

 

 

 




 

 

日医が女性医師を対象にしたアンケートで4人に1人が月80時間を超える時間外労働をしていることがわかった。また約半数に出産や子育てのために離職や休職経験があったという。

 

対象は8500の病院。

 

少し前の記事で妊婦の看護師さんの夜勤のニュースがありましたが…

男女関係なく医師の作業量は多いですから、どうしても労働環境は厳しいですよね。

すこしでも早く改善していってほしい問題です。

 

 

女性のお医者さんのイラスト「優しそうな女医さん」

 

 

 

厚生労働省が2016年の医療施設調査を公表し、産婦人科と産科が1332施設で21施設減少し26年連続の減少で過去最少を更新した。小児科も23年連続減となった。

 

 

出生数の減少、少子化、訴訟のリスクなどの原因が考えられます。

産める場所、子供を見てもらえる場所が毎年減っているんですね…

 

 

内科検診のイラスト(小児科)

 

 

 

香川大学が来年度から臨床倫理学科新設の新設と大学院農学研究科の改組が認められた。

 

国立大学で臨床心理学科が設置されるのは初めてで、認知症や緩和ケアなどの医療でのニーズに対応する。

学長は学生が香川大学を卒業し、地元でキャリアアップをしたいと思える魅力的な学部ができあがったと述べた。

 

働く選択肢のもとになるものが増えるのは良いことですよね。

附属病院でチーム医療も学ぶということです。

 

大学のイラスト

 

 

千歳市休日夜間救急病センターが9月5日から運営が始まった。これにより、365日受診可能な医療体制が9年ぶりに整った。

 

内科の初期救急に対応で時間は午後19時~7時。

土曜日は14時~7時、日祝日は9時~7時。

 

市民からしたら嬉しいことですが、なかなか運営が大変そうですね。

平日にこれないコンビニ診療の患者が増えなければよいのですが…病気には休みも夜も関係ですから365日受診できる病院がどこかにあるのは安心ですよね。

 

病院をたらい回しになる救急車のイラスト

 

 

 




 

 

今年度で閉鎖する大阪の住吉市民病院が大阪府の病院と統合する案で30億円だったのが実際には60億円だったことがわかった。

 

 

二重行政の解消として2キロ離れた病院との統合。

建て替えでは57億円の見積もりで、統合だと30億円だったのでコストの安いことを前提に統合になった。

統合案の費用に30億とあったのは府と市にそれぞれ30億ということで、60億になるそうです。

 

そして整備費コストの増額により83億円まで膨れ上がっている。

 

市役所のイラスト

 

確認、連絡不足により60億の見積もりに気付かなかった…

なんとも、大金が動くのにいい加減な仕事ですね。

病院の統廃合。職員や患者に大きな影響がなければよいのですが…

東京オリンピックの見積もり問題を思い出してしまいました。

 

 

親の介護による離職が深刻になっていることから、東京都が介護と仕事の両立に関する無料相談を受け付ける窓口を10月2日に開設する。

 

 

 

とうきょう介護と仕事の両立応援デスクという窓口で電話やメールで気軽に相談できる体制を整える。

ケアマネージャーや社会保険労務士などが相談に応じ、支援制度の情報提供を行う。

 

高齢化による問題のひとつですよね。

介護をするために仕事を辞めないといけない。

これは会社としても、社会としても損失になってしまう。

 

しかし、介護には体力もお金もかかり心身ともに疲れてしまう。

専門家からアドバイスもらえる体制はうれしいものです。

 

 

 

親の介護をする夫婦のイラスト

 

 

 

そして企業も、様々な支援体制を始めています。

 

介護離職者は年間10万人。

企業は休業や有給制度など取り組んでいる。

実は企業での人手不足も深刻になっており、各会社とも人材確保のために主婦などを対象にいろんな制度が始まっています。

介護離職は働き盛りの戦力になる社員を失う可能性もあり、大切なことなんでしょうね。

 

 

 




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