日本産婦人科医会が2010年以降の妊産婦死亡の280例などを基にまとめ、母体安全への提言を公表した。
産科危機的出血が妊産婦死亡の原因の2割超を占めている事から、
母体救命の教育プログラムに参加し急変に対応できるよう備える。
無痛分娩を提供する施設では器械分娩や分娩時異常出血、麻酔合併症に対応できる体制を整える。
不妊治療開始時には、問診による合併症の有無の聴取に努める。
などの必要性を挙げた。
医療現場では、いざというときに対応できる備えや教育は大切ですよね。
中京病院が生後約41日目の男児を5月に心臓の血管のバイパス手術を行い、今月13日に退院したと明らかにした。
生まれつき心臓の肺動脈閉鎖症と大動脈閉鎖症を合併する病気だった。
いままで、生後3ヵ月前後までは前例がなく異例のもの。
世界で10数例報告あり心臓移植以外では全て亡くなっていた。
この成功は、世界初で異例な事だそうです。
小さい小さい心臓をつなげた技術は本当にすごいですよね…
心臓移植でしか救えなかった病。これをきっかけに助かる命が増えると嬉しいです。
こういったのを神の手というのでしょうか。
大阪母子医療センターは子供の保育器を購入するため、インターネットを通じ資金を集めるクラウドファイティングでの寄付の募集を12日から開始した。
リスクの高い出産や新生児の治療を行う病院で、子供の急変時の救急搬送に使う保育器1台を購入するために300万円を目標にするという事です。
経営が苦しいため予算確保が難しく保育器4台のうち2台が15年前のもので耐用年数を過ぎているためだとのことです。
救急や周産期医療などのは経費がかかり利益の出にくい分野になります。
こういった分野の診療報酬も改善していってほしいもんですよね。
病院が無くなってしまうと困るのは住民の方々です。
丸紅情報システムが10月よりお腹にいる赤ちゃんを3Dプリンターで再現しプレゼントするサービスを開始。
超音波の4Dエコーの立体画像を使い、2~3週間でアクリル樹脂の置物が完成する。
値段は7千円から3万円ぐらいの予定で大阪市の西川医院で開始される予定。
出産記念や家族へプレゼントに。
子どもが大きくなったときに、親子で一緒に見て懐かしんでほしいとのこと。
3Dプリンターの新しい使い方ですね。
仕草などは相談し決めれるそうです。
このサービスが広がっていくかわかりませんが、記念にはなりますよね。
日本医療労働組合連合の調査結果で妊娠時に夜勤を免除されている看護職員は5割と発表された。
今年の5月に全国約33000人から回答あり、妊娠時、順調だったと答えたのが26%であった。
流産は10%あり、切迫流産・早産が35%にも及んだ。
人手不足でお腹が大きくなっても働いている看護師さんいますよね。
結婚や妊娠を退職のきっかけにする看護師さんもいます。
これは絶対に改善してほしいですよね。大切な母子の健康がかかってますから…
日本産婦人科学会ががん患者の卵子の凍結保存状況を医療機関が入力し一元化するシステムを平成32年を目標に開始する方向で検討している。
若い女性が治療の過程で不妊になることを防ぐために、治療前に卵子を凍結保存をする。
これは全国のクリニックで行われるため実態がわからないことが課題になっている。
患者の年齢・がんの種類と進行度・卵子や受精卵の数などの入力を検討しているそうです。
がんになり抗がん剤や放射線療法などによる不妊をふせぐための卵子保存。
保存状況が判らなくなるのは困りますもんね。
赤ちゃんポスト運用開始から10年。預けられた130人のうち28人は乳児園や児童養護施設で養育されていると公表された。130人のうち身元不明の子がが26人になる。
約2割が施設で暮らすことになっているが、もとの家族に戻ったり特別養子縁組につながったケースも増えているとのこと。
赤ちゃんポスト…
難しい問題ですよね。
いまだに匿名による預け入れにも反対の声があります。
預けられた子供が大人になり、両親が誰なのかもわからない…匿名より苦しむことになるのでしょう。
でも、だから救われる命もある…
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