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4月29日日曜日(曇り時々雨)

4月29日日曜日(曇り時々雨)

《ピーピーピーピー》
《ピピピピピピピ…》

うるさいな…

 

 

高いアラーム音が部屋の中に鳴り響く。
頭の中にも鳴り響き、神経を逆撫でさせる。

頭が痛い…

早く鳴り止んでくれ…

 

 

頼むからさ。

汗が額ににじみ、目に流れこむ。

たまらない…

 

 

だけど痛みを感じてる。

感じるてるうちはまだ生きてるってこと。

よかった。
まだ私は存在していた。

 

 

最近アラームの回数が増えている気がする。

それは回数だったり長さだったり。

 

 

 

薬を増やしたとか話し声が聞こえてきたけど

楽になったかというと…そうではなく、痛みは日に日に増してきている。

この痛みをどう例えたらいいのだろうか…

表現する言葉が思い浮かばないな。




一日中、ただ規則的に繰り返される痛み。


少しだけ和らいだかと思うと突然の激痛が訪れ、波のように襲ってくる。



休む時間さえ与えてはくれず、ただ延々と繰り返される痛み。



自分が存在することがしんどくて…生きてることが苦痛そのものでしかないんだよ。





拷問。









気持ちが揺れる…



弱気になる…



このまま眠れたらどれだけ楽になるか…


いっそのこと、このまま呼吸器を外してくれたら…



全てが終わるのに…




怖い
死にたくない





死にたい
楽になりたい





繰り返す生と死の葛藤



誰にも伝える事ができず…

誰にも愚痴る事ができず…

誰にもわかってもらえず…



誰かに触れたい
誰かと話ししたい



独りが苦しさを閉じ込めるんだ


《ピッピッピッ…》



痛みに呼応するようにアラーム音が鳴り響く。









ふぅぅー…

苦しいんだ…

生きるって本当に苦しい…


痛いという言葉さえ、もはや軽いものに感じる。






いつの日か


元気に



なりますように…



今の事が笑い話になりますように…





また、私にも朝(あした)が来ますように…

 

 

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