平成24年の無痛分娩の麻酔ミスにて女性と長女が植物状態になったとして京都の産婦人科へ9億4千万の損害賠償を求める訴訟を夫ら4名が起こした。
金額がすごいことになっていますね…
この産婦人科は
平成23年の無痛分娩について、妊娠していた女性は出産時に意識が無くなり、生まれた子供は介護が必要な状態になり3歳で亡くなった。
という訴訟と
帝王切開で出産するときに硬膜外チューブ実施時に容体が急変し母子ともに重い障害が残った。
の訴訟とで現在、計3件の医療過誤訴訟を起こされています。
この病院は24時間できる麻酔科・無痛分娩を前面にアピールしていたのですが、今回3件とも麻酔による事例の訴訟なってしまいました。
病院に非があって防げた事故なのかは、それともミスはなかったのか裁判にて明らかになっていくのでしょうか…
しかしどんな結果でも、家族は…身体は戻ってこない…大切な家族を失った皆様の苦しみは大きなものなんだと思います。
東京都が設立した病院でこの1年近くで人工心臓の手術を受けた患者が5人のうち3人亡くなったとし手術の実施状況や管理体制などの立ち入り調査を都が行っていた。3人のうち2人は20代であった。
立ち入り調査の結果は管理体制に問題はなかったとのこと。
人工心臓の手術が必要な重度の心臓病であったということを考えるとリスクは高いものだったのでしょうね。
大阪の総合病院で平成26年までの2年間で心臓の手術を受けた患者の死亡率が全国平均の3倍であったと日本心臓血管外科学会が報告書をまとめた。
理事らが実際に病院に訪問し調査を行った。診療上の問題が複数見つかったほか医療体制にも問題あると指摘をうけ手術や術後管理の方法を見直したとのこと。
山形県立中央病院で3年前に30代女性が蓄膿症の手術を受けた。術中に器具の捜査を誤って、目の付近の筋を損傷し右目が自由に動かなくなった。経験の浅い医師が単独で手術を行ったのが原因であったと病院側は言っています。
山形県立中央病院は去年、6月下旬の同じ日に乳腺の腫瘍の一部を採取する検査を受けた40代と80代の患者の2人の検体を取り間違い二人の乳房の一部を切除するミスがあった。
完璧な医療行為、ミスや予測外の事の起こらない手術はないものですが…
それが自分の身に起こった時に納得できるものではないですよね。
明らかな防げる事故による大きな被害を受けた場合は、本人や家族は一生を苦しむことになるのでしょう。
そして苦しむのは事故を起こた医療従事者と病院も同じなのです。
訴訟のリスク
そして外科や産婦人科が避けられる要因の一つでもある訴訟リスク。
医師一人当たりの訴訟件数の割合は産婦人科がトップ。
訴訟件数は内科、外科に次ぐ3位となっています。4位が整形外科。
患者も医師も病院もリスクをどれだけ減らして行けるか、向き合いながら病気と闘っています。
そして誰もが被害者にも、加害者にもならない事が一番の願いです。
事故はみんなが悲しむ思いをし、得する人なんていないのです…
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