この時期になるとインフルエンザの予防接種の接種予約の開始になるのですが今年は遅れています。
また、各病院のホームページにもインフルエンザワクチンについてのお知らせがトップページにきています。
皆さんの病院はどうですか?
例年通りにインフルエンザの接種はできそうですか?
インフルエンザのワクチンの不足。
いったい何がおこっているのでしょうか?
一昨年は化血研の製造問題にて不足になったことがありましたよね?
しかし、今年は違った理由があります。
8月25日にあるニュースがありました。
インフルエンザの製造量が昨年を4%下回る見通しである。
ちなみに昨年は約2600万本製造されていましたが、それでも例年より少ない量になっていました。
その量から4%少なくなるというのです。
このとき厚生労働省は、適切な使用を行えば昨年と同じほどの接種者数は確保できると説明しています。
しかし、この発表により確保のために例年より早くから医療機関が卸売業者へ発注が多くされて入手が難しくなっているそうです。
その結果、ワクチンの必要数の確保ができず、各医療機関では対応に苦しみ成人の接種を断ったり人数を制限することになったりとしています。
では、何でワクチンが不足することになったのでしょうか?
原因は国内のインフルエンザの株の選定が一か月ほど遅れてしまったこと。
そのため10月の出荷量は少なく不足しています。
12月までには大分増えてくるみたいですが…そこにはある問題があります。
ワクチンは接種すれば直ぐに効果があるのではなく、免疫までに2週間かかるのです。
そして効果は5か月ほどになります。
早く接種しても、遅くなっても効果が期待できなくなるのです。
問題なのはワクチンが不足している状態で今年は昨年より早くに患者報告が増えてきているのです。
22日に発表されたインフルエンザの患者数は29都道府県で前の週より増加していおり福井県では流行開始になったとされています。
つまり接種より先に流行がきてしまうと、予防接種が間に合わなくなってしまいます。
ワクチン不足の対策としてあげられたのが
65歳以上の高齢者や日常生活生前される障害のもつ60~65歳の人らへの接種を優先する。
13歳以上について医師が特に必要と認める場合を除き1回の接種を原則とする。
といったことを行っていくようです。
過去のインフルエンザの予防接種についての記事はこちら
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