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1月16日

点滴の最終日。

 

 

朝からしんどい。
動く気がしない。

朝食も手を付けず下膳してもらう。
頭が痛い。

 

 

呼吸器内科の主治医と研修医の先生が回診にきた。
今日は外来が無い日だからか。

「退院は無理そうですね。」

 

 

(きのう…カンファで…視床…)

二人の先生の会話が聞こえてくる。
視床下部の疾患をうたがってるんだ。

 

 

「今日、MRを撮りましょうか。」

治るなら何でもいい。
お願いします。

 

「点滴をしますよ。」

点滴…拷問の開始。

本当に副作用なんて無くなってしまえばいいのに…

薬の副作用に苦しめられる。

 

 

 

点滴刺してるところ少し赤くなってるけどいいのかな?
何も気にせず行くということは、大丈夫なんだよね?

看護師さんが部屋から出ていった後、ポンプの速度を見ると何時もより遅くなっていた。

 

 

??

 

 

「サインを書いてもらえますか?」

研修医の先生がやってきたので、点滴の速度を聞いてみたら

「昨日、話しして速度を下げるように支持したんです。」

と、教えてくれた。

 

 

…そっか。すこしでも副作用が強くならないように考えてくれたんだ。

でも、一言説明はほしいな…
普通の人は間違ってるって思ってしまうよ。

 

 

今日も昼ごはんも手を付けれず下げてもらう。

先生に痛みどめ処方をお願いした。

 

昼過ぎになり、予定より二時間ほど遅れてMRIに呼ばれた。

看護師さんと看護学生さんで車椅子で送ってくれた。

 

 

…当然の事だけど看護師さん、一人一人本当に対応の仕方が違う。
声掛け一つ、気遣い一つ。

すごく、優しく気遣ってくれる人もいれば
言葉使いも悪く、ただバイタルを測るだけ又はバイタルも測らず声掛けも無いこともある。

 

 

昨日、今日もご飯を食べれてないのに気にならないのかなと僕が不安になってしまう。
気にする様子がない…

 

 

だけど、偉そうに思うほど僕自分はどんな看護をできていれるのか…
喜ばれる看護師でいれてるのか…

 

 

う…

駄目だ…
エレベーターは相変わらず身体にこたえた。
動いたり止まったりする度に目眩が強くなる。

 

 

「10分ほどで終わります。」

あれ?そんなに早いの?
範囲がごく狭いのかな?

 

 

いたたたた…

それでも、MRIの身体の固定は今の手足には痛かった。

「終わりましたよ。」

 

 

本当に早く終わった。
正直、助かった…

 

脳の病気を疑われてるのかな…
原因がわかって治療できるなら嬉しいことだけど…

治療ができないとか
手術とかになると怖いし

 

 

すごく、不安。

 

結果は早かった。

「県で一二を争う先生に診てもらったけど異常がないです。」

そうですか。

嬉しいような…
残念なような…

 

 

「あと考えれるのは…心身症ってわかりますか?」

 

 

 

 

「本人が何ともなくて、もなってる事があるんですよ。メンタルのドクターに紹介しようと思うんですが…」

行き着くとこは…
本当に治るならそれでもいいけど…抵抗は強い…

 

もし、違うのにどんどん強い薬になっていったら…

 

 

「とりあえず、春先まで待ちます。」

まだ、点滴も入れたばかりだし
まだ慌てなくても最終手段でいいと思う。

 

 

リリカカプセルの増量をお願いするけど首をタテには振ってくれず…

「そうですか…じゃあ、他の先生と相談して違う方法を考えます。」

 

点滴が終わる頃…やはりというのか頭痛が強くなってくる。

つぅ…

顔が歪んでしまう。

手足もジンジンとしている。

 

 

 

夕食の時間になったけど午前中に頼んだ痛み止めがこない…

思い切って看護師さんに聞いてみた。

すると、直ぐに確認してくれ病院内に、まだ先生がいるとのこと。

ほどなく、慣れ親しんだ頭痛薬と明日から内服開始の漢方薬を持ってきてくれた。

夕食は食べれそうになかったので下げてもらった。

 

 

なんにせよ、五日間の点滴は終わり。

これ以上は副作用は強くならないだろう。
もう、待つのみ。

結果を…

 

 

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