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1月14日

爆弾低気圧。

この日は大荒れの成人式。

雪、雪、雪。

新成人にとっては逆に忘れられないものになったんだろうな。

 

 

 

僕が成人式受けたのは、もう十五年前…
早い…本当に時間が経つのが馬鹿みたいに早い…

 

 

 

工業高校卒業して東京でブラブラしてて成人式のとき田舎に帰った。
そのあと自動車免許をとって准看護学校へ。

 

 

 

僕は笑顔が好きだ。
人が一番いい顔になるのが笑った顔だと思う。
だったら、人に笑顔をあげれる仕事がいい。

 

 

そして、沢山の人との出会いができる仕事。
それは、自分が成長することができる。
人とのふれ合いで自分を知ることができる。

そう考えて、看護の道を選んだ。

 

 

 

僕は母子家庭。
僕が学生のとき、母が働きながら家事をしながら看護学校へ通い資格を取った。

その姿を見ていた。

 

 

 

例え資格を取ったあと看護の仕事をしなくても、身につけた知識と技術は身近な人を救うことをできる力になる。

大きな財産。

 

准看護を卒業して、看護学校専攻科へ。

進学先では上の学年も、同級生も女性ばかりで男一人ぼっちだった…

 

 

男ばかりの兄弟で
高校は工業高校で
女性とは余り関わりの少なかった生活の中、一転して女性しかいない環境。

 

 

 

「こんにちは。」

看護学校で前の席に座ってたショートヘアーの女の子。
すごくニコニコと笑顔だった。

それが今の妻。

 

 

初対面ではお互い全く、何とも思ってなかった。

一目惚れでもなく
タイプでもなかった同士が
今では結婚して10年目…

 

 

出会いなんてわからないものだ。

今では大切な人。

 

 

 

 

今日も祝日で、子供三人連れて面会に来てくれていた。

赤ちゃんがいるため、迷惑がかからないように気をすごく使ってしまう。

出産後、ずっと一緒に居た次男。
毎日、毎日、昼も夜もおむつを替えて抱っこしてミルクをあげて全部していた。
突然いなくなって、少しは寂しがってくれてるのかな…

 

 

 

やたらと、筋肉が痛く感じた。

何かするとすぐに痛くなる。

脹脛やお尻の筋肉がつりそうになる。

そして、身体が怠かった…

 

 

 

ほどなく、点滴開始。

そういえば結構キツイ点滴をしているわりに、初日からあまりバイタル測定や観察にこない。

以前もした点滴だからかな?

 

 

「こんにちは。調子どうですか?」

研修医の先生が来てくれて症状を聞いてくれた。

 

 

 

「えっと…」

痛みを何とかしたい。
社会復帰したい。

 

 

今までの経過、そして今の願い…

もし、今の点滴がダメなとき他の治療は?

真剣に聞いてくれた。

いろいろ考えてると答えてくれた。

 

 

先生が変わったら違う考え方や発見があるかもしれない…

受け止めてくれたことが嬉しかった。

 

 

「考えてることってなんだろうね。」

そして、妻と二人僅かな期待を胸にする。

 

 

 

この日、点滴が終わった夕方。
身体に訪れたもの。

激しい頭痛と吐き気だった。

 

 

いたい

いたいいたいいたいいたいいたいいたい
いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい

 

 

「どうしたんですか?大丈夫ですか?」

夕食を配膳に来てくれた看護師さんが慌ててバイタルを測り、痛み止めを飲ましてくれた。

 

 

微熱が出ていた。

手足がジンジンと熱い。
痛い。
おもたい。

 

 

そして思い出した。

6月の入院の時も、この点滴で頭痛に苦しんだ。

三日目になり副作用が強く出てきたんだ。

 

 

いたいいたいいたいいたいいたいいたい
あついいたいだるいおもいいたい
つらいいたいいたいつらいいたい

 

 

だけど、この苦しみは薬が効いてるというなら…

手足が良くなってくれるなら…

治るなら数日くらい我慢いくらでもする。

お願いだ。
治してください…

 
……

ほどなく、痛み止めが効いてくると手足は辛かったけど少しウトウトと休むことができた。

 

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