岐阜県のホテルで8月29日に、学習塾の合宿のために358人で訪れ宿泊していた男女104人が食中毒をおこした。複数の検便からカンピロバクターが検出された。
ここのところ続いている食中毒のニュース。
実は、これから注意しないといけない食中毒があります。
去年の毒キノコのよるニュースを覚えていますか?
2016年9月25日岡山の道の駅で食用キノコとして販売されたキノコが有毒なキノコだった。このキノコを食べた男女2名が嘔吐や吐き気の症状が出た。
このときに販売されていたのは
クサウラベニタケ
梅雨の時期から秋のおわり頃まで生えるキノコ。
毎年、よく耳にするクサウラベニタケの食中毒。
その理由は食用のキノコと同じ場所、同じ時期に生えるので間違えやすいそうです。ウラベニホテイシメジやホンシメジと似ています。
毒性はそれほど強くなく、命にかかわることはありません。
だけど、間違って販売されるのは怖いですよね。
2016年10月27日、山形県産直市場で山林でとられた毒キノコが販売。男女三人が嘔吐や下痢の症状。
こちらも販売されていたものを食べて食中毒に…
こちらのニュースで食べられた毒キノコは
ツキヨタケ
このキノコは2014年に滋賀県の道の駅でも販売され14人に食中毒症状がありました。
カサの大きさは、大きいもので10~20センチ。
夏から秋にかけて生えます。
シイタケ、ムキタケ、ヒラタケに似ているため食中毒がよく報告されています。
キノコの食中毒
平成27年度で94人の人がキノコの食中毒になっています。
多い時期は9月~10月。この2カ月で9割が発生しています。
また、家庭での発生が9割。
キノコ採取をして安易に食さないように注意しましょう。
この10年間でキノコの食中毒により13人が亡くなっているそうです。
原因のキノコはツキヨタケが3割近く、クサウラベニタケが1~2割と多くなっています。
口の中に入れたときに痺れや苦味が強ければ、すぐに吐き出しましょう。
今、注意をよびかけられているキノコがあります。
カエンタケ
夏の終わりから秋にかけて広葉樹の根元に発生することが多い。
表面はオレンジから赤色で細長い棒状。
触っても毒があり皮膚がただれ、食べると30分ほどで食中毒症状。脳神経障害がおこり死に至ることもある。
子供が興味本位で触ると…心配になりますね。
今からの季節、おいしいキノコ料理を楽しみたいですよね。
安易にキノコ狩りで見分けがつかないものを自己判断で調理し食べることはしないように注意しましょう。
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