俳優の砂川啓介さんが亡くなりました。ドラえもんの声優だった大山のぶ代さんのご主人さんです。
認知症になった大山のぶ代さんを介護し、君より先に死ねないとがんと闘っていました。
認知症とは
脳の細胞が壊れるために起こる状態。
本人に自覚がないこととゆっくり進行していくことが特徴。物忘れが目立つようになってくる。
65歳以上の高齢者の7人に1人がなっている。気づかなかったり、拒否して受診してない場合を考えると数は増えることでしょう。
半数はアルツハイマー型認知症レビー小体型認知症と血管性認知症の3つで80%以上を占める。
認知機能障害
記憶障害、見当識障害、判断力低下、性格の変化、高次機能障害 失語失認失行、実行機能障害 判断力低下
中核症状が引き起こす周辺症状
徘徊、幻覚、うつ妄想、睡眠障害、暴言、暴力、失禁、不潔行為、食行動異常
自分のことを忘れられたり、泥棒扱いされたり、知らないうちに家から出ていき窃盗や事故を起こしたり、暴言や暴力に傷つけられたりなどの行為は認知症からおこります。
そのため認知症が高度になると介護費用が増加し、二倍以上になることもいわれてます。
介護者は、時間も肉体も心も削られる深刻な病気です。
近年注目されている保険があります。
民間認知症保険
介護保険だけではカバーしきれなくなっている介護において、民間から認知症の保険のサービスが2016年から開始されていまず。
老老介護や多重介護などの問題が深刻になっているなか、今から欠かせない保険になってくるのではないでしょうか?
そして認知症による損害保険にも注目が集まっています。
認知症の男性が列車にはねられた事故で、JRが家族に損害賠償を求める訴訟がありました。
2007年12月、要介護4の認知症の患者が電車にはねられて亡くなり1審では妻と長男の責任を認め720万の賠償を命じた。2審では同居し介護していた妻の責任を認め360万の賠償を命じた。最高裁判決にて、家族に賠償責任はないとされ請求を棄却されました。
時には、車で事故を起こすことがあるかもしれません。
どこかで、誰かを傷つけたりモノを壊すかもしれません。
いつ、何をしてしまうかわからない認知症。
そこにきて
認知症事故の賠償で公的な救済制度の創設は見送り。
というニュースが。
関係省庁連絡会議で方針が確認された。
損害が高額になるケースが少ないことと、モラルハザードへの対応などの課題が多いことが理由。
認知症の人と家族の会の代表は、被害者と加害者どちらにも落ち度がない場合は金額の大小にかかわらず公的な保証制度でカバーすべきと主張した。
個人賠償責任保険
個人が日常生活の中で他人の物を壊したり、怪我をさせた場合法律上の責任が発生した場合の損害を補償する保険。
賠償金や弁護士費用など負担した場合に補償をしてもらえる。
別居などの場合や別生計の場合は被保険者に子供が含まれない可能性があり、世帯ごとの加入が必要。
傷害保険や火災保険や自動車保険の特約として加入する場合が多い。
過去から加入している人は商品の改定前の可能性があり、しっかり内容を確認しておく必要があります。
事故を起こした被保険者が責任能力がない場合でに親族や後見人が補償対象になるか。
賠償保障額は1億円以上、できれば無制限である。
示談交渉サービスがある。
線路内に立ち入った場合の損害も補償があるか。立ち入ってダイヤの遅延のみでは補償にならないことが多い。
いざというときの保険。
意外といざは起こります。
自分の生活を壊さないため相談してみませんか?
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