京都大と香川大の研究チームがエリスロポエチンをiPS細胞から作成し貧血のマウスに移植。症状の改善に成功したと米医学誌電子版で発表した。
不足すると貧血を引き起こすエリスロポエチンが作製できたというニュース。
ヒトの細胞から作ったiPS細胞でホルモンをつくる細胞の作製を行う。
マウス6匹に移植。4週間後に腎性貧血だったマウスの赤血球が正常に改善。7ヵ月間、効果が続いたという報告。
異常に増加したり、がん化したりという副作用もなかった。
iPS関係の報告はどんどん増えていきそうですね。
ハーバード大のウィス研究所がナメクジの粘液をヒントに医療用接着剤を開発した。
粘液の構造が明らかになり、同じ構造を持つ素材の合成に成功した。
表面が濡れていても、乾いた状態でも傷口を素早く塞ぐ接着剤だという。結合した組織を剥がすためには従来の3倍の力が必要だという。
医療だけではなく、いろんな分野で活用できそうですね。
術後の傷の管理もしやすくなるのでしょうか。
ナメクジの粘液ってすごいですね。
オーストリアとドイツの研究チームが開発した人の大腿骨から作ったネジ。骨折治療で骨を固定するために使用し除去手術の必要がない。
大腿骨の中間層を使ったネジ。1年後には元の骨と融合しレントゲンでも存在がわからなくなる程という。
感染症のおそれのないドナーの骨を材料にしている。
オーストリアでは実際に治療に使用されているそうだ。
ヒトの骨を使用ということは量産はできなさそうですよね。
ヒトの骨を部品にする…なんか少し抵抗感があります。
浄土真宗本願寺派が2日に医療・介護の現場で高齢者やスッタフのケアにあたる専門僧侶の養成のための研修を伝道院で始めた。
僧侶6人が受講。4か月かけで知識や技術を学ぶ。
ターミナルケアなどで支えになったりするのでしょうか。
死と向き合い、恐怖や不安と闘う人にとって心の救いになる力になればよいですね。
しかし、研修期間は短いですよね…どのくらい専門的なことを学ぶのでしょうか…
損保ジャパン日本興亜と東京海上火災保険が10月から団体向け保険加入者が先進医療を受けた時に保険金を医療機関に直接払う制度を導入。
企業を通じて加入する保険で加入者は約200万人。3割が先進医療特約を付けている。
対象は放射線治療の陽子線治療と重粒子線治療。
先進医療は保険診療認められてないため高額になり、加入者が300万ほどの医療費を一旦支払い請求する形は負担になっていた。
平成27年から28年の1年で約2万5000人近くが先進医療を受けているということで、今からも増えていきそうな治療。
経済的な負担は一時支払うだけでも大きなものなので、この制度は助かりますよね。
ハイブリッドER導入病院で患者の死亡率が3割減。
重症患者の診断と治療を同時に行える救命治療室のこと。
患者のベッドの側でCTや血管撮影の機器が移動し体内の様子が映し出される。
検査室と治療室を行き来する行為を省くことが出来る。
世界に先駆けて導入した大阪市の大阪急性期・総合医療センターでの導入前導入後の700例による分析で、緊急手術開始までの時間短縮や死亡率・出血死の割合の改善も見られている。
医療者の被ばくはどの程度になるのでしょうね。
導入費用もすごく費用がかかりそうですが、急性期の時間争う処置のなかでは効果は大きいですよね。
しかし、費用に対して利益もでなさそうな事も難しそうな問題です。
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