∞ 1.アクムノハジマリ ∞


∞アクムノハジマリ∞

《ザーーー…》

 

 

…雨の音がうるさい。

頭の中で降っているみたいだ。

 

《ピーポーピーポー…》

 

『おーい、大変だ!』

『こっちだ!早く!』

 

サイレンの音。
ザワザワとした人の声。
かすかに聞こえてくる。

 

…何かあったのか?

音はすごく近いのに何故か遠い。

身体がフワフワする。
だけど重たい。

 

 

《ザーーーー》

 

 

ひんやりした空気が私を包み込む。
温かい身体に冷たい雨が心地いい。

 

雨の音がずっと鳴っている。
まるで止むことのない様子で降り続ける土砂降りの雨。

 

後は何も覚えてない。

 

そこから全てが始まった。

 

 

 

 

 

   いや、全ての終わりだったんだ…

 

 

 

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