第一印象とは
物事や人に接したとき、最初に受けた感じ。
人は見た目が全てです。
何をいってるんだ?
人は中身でしょう。
見た目がよくても性格最悪な人は嫌だ。
…ごもっとも。
本当に大切なのは中身です。
それでは、あなたは直ぐに人の中身が判るんですか?
長い付き合いでも、人の本心なんてなかなか判らないものです。
人は見た目で判断します。
警察官でなくても制服をきていたら警察官だと思いますよね?
Drじゃなくても白衣着てたらDrに見えてしまいますよね?
会社の社長でもヨレヨレのTシャツ着てジーンズで街を歩いてたら社長と判らないですよね?
就職の面接のとき、あなたは見た目を気にせず普段の姿で行きますか?
あなたが面接官ならそんな人を採用しますか?
どんな人でもかならず初対面からはじまります。避けることはできません。
医療現場でも看護師の服装や髪形などを上司が厳しくチェックし注意されますよね。
口うるさいなあ…と思ってしまうかもしれませんが、患者や家族に不信な思いをさせると大きなトラブルへと発展することがあります。
最初に悪い印象を与えてしまうと、信頼関係は作れなくなるのではないでしょうか?
メラビアンの法則
「メラビアンの法則」を知ってますか?
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによりコミュニケーションの時に研究し法則化したものです。
人はコミュニケーションを取る際
視覚情報から55%
聴覚情報から38%
言語情報から 7%
という割合で影響を受けるという結論を言っています。
話の内容ではなく、表情や口調である見た目が9割以上の影響があるということなのです。
初頭効果
人は出会って3~5秒で決まると言われています。
出会った時の印象は強く残り、第一印象で違和感や不信感などのマイナスな印象を抱いた時にはなかな訂正することができない。
心理学では初頭効果と呼ばれ、第一印象がその後のその人の評価や好感度を大きく左右するといわれてます。
第一印象を良くするには
では、どういう第一印象がよいのか?
身だしなみ
まず身だしなみが基本ですよね。
服の色合いだったり、清潔感だったり、髪型や髪の色、メイク、体の姿勢など気を付けましょう。
匂いも気になります。香水のキツイ香や口臭・体臭などにも注意。
愛想
不愛想な顔や無表情な人に好意は抱かないですよね。
出会って3秒以内に笑顔をといいます。
やわらかい表情で対応して壁をつくらないように意識しましょう。
真っすぐ目を見ない、視線を横にそらす、目が泳ぐなどは不信に思われてしまいます。
相手の目を真っすぐ見つめ続けたり、凝視するまではしなくて良いので首元や眉間のあたりを視線を向けつつ時折、目を合わせよう。
患者がベットや椅子にいるときは目線を上からにならないように腰を落としてあわせましょう。
電子カルテを見るのに必死で、患者の顔を見てないなんてことのないように。
仕草
手の動きはどうか?腕組みをしたり髪ばかり触ったりしてませんか?
足は貧乏ゆすりしてないですか?足を組んだり、何度も組みかえたりしてませんか?
表情は嫌な顔になってませんか?
口調
同じことを言ってるのに人により相手に与える印象がまったく違いますよね。
声帯は変えることはできませんが、話す声の大きさや速度、トーンは気を付けることができます。
柔らかい口調で会話しましょう。
相手は鏡です。
こちらの姿によって返ってくる反応も同じように返ってきます。
医療従事者は沢山の患者さんや利用者さんと出会う職業ですよね。
そして同僚だけではなく他職種のスタッフともかかわりあいます。
人間関係の土台は、すべて第一印象次第です。
初対面は1度きり。チャンスは数秒。二回目に会う時は第一印象にはなりません。
第一印象を大切に。
自分から挨拶を積極的にしましょう。
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