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1月18日

同室の人が眠れないのか…ずっとパタパタ足音を立てて出たり入ったり

テレビをつけたり消したり

時にガタガタ椅子の音なったり

電気までつけたり消したり

最後には携帯電話をピコピコ押し始めた…

朝まで続いた。

 

 

結局、一睡も出来ずにロビーに避難。

横になっていたらなんか、突然鼻血が出てきてビックリした。

頭がのぼせてるというか、ボーッとしている。

 

 

大部屋は相変わらず、プライバシーがない。

会話が聞こえるから病気の事や私的なことまで聞こえてくる。

同室者が何の病気で何の仕事が、耳に入ってくる。

そして鼾、オナラ、クチャクチャと口の音、トイレの音…

生活音も嫌でも耳に入ってくる。

心地良い音ではない。

 

 

 

それでも免疫ができたのか、以前みたいに部屋から出て過すことはなかった。

気になるのは逆に自分自身は周りに不愉快にさせてないか気になる。
同室者のかた知らないうちに嫌な思いさせてたら、ごめんなさい…

 

朝食前になんとか一時間ほどウトウト。

 

 

ふと、目が覚めると手足が重たい。

ジンジンと痺れてる。

痛みは関節が少し痛いくらいだけど…

 

 

「どんなですか?」

先生が様子を見に来てくれる。

立てって髭を剃ってた僕の姿をみて

 

 

「薬が効いたんですね。」

嬉しそうに話す。

 

 

「それでですね、内臓とか悪いところないから…」

退院の話し。

 

 

 

当然のことだよね。

明日は子供の参観日。

妻とは退院日と時間をどうしようかと話をしていたけど…

 

 

 

「今日の昼食後にしましょう。」

…早かった。

ベッドコントロールのためもあるんだろうなあ。

長い入院は病院としてプラスにならないし。

 

 

でも、そのあとも先生と看護師さんがチグハグ。

受け持ち看護師の方が初めてこられ、リハビリの確認を始めたり

 

病棟師長が退院してほしそうに、挨拶にきたり

 

言ってることがそれぞれ違うかったり…

先生に言ったことを看護師さんが尋ねにきたり…

こっちが驚いて振り回された感じ…

 

 

 

とにかく、やっぱり自宅が一番。

病院は落ち着かない。

逆に悪くなりそう…

本当に病気なんてなるもんじゃない。

 

 

 

あれ?

手にぶつぶつがいっぱい…

そういえば、前に入院したとき両手両足の皮膚が大変な事になったのを思い出す。

また、内臓にダメージをうけちゃったのかな…

水分摂れてなかったから、排泄も上手にできてなかったもんな…

 

 

 

 

退院して家に帰ると、入院前と大きく違う出来事があった。

それは、ペットとして飼っていたハムスターが動かなくなっていた事。

家を出るときは、まだ元気だったのに…

 

 

このハムスターは

長女の誕生日のとき、命について学ぶことも出来ると思いアパートでも飼えるペットということで飼いはじめた。

たまたま、そのハムスターがペットショップに来た日が長女の誕生日と同じだった。

そのため迷わずに即決した。

子供がお小遣いで餌を買い、お世話をすると約束したのに結局、僕たち夫婦で世話をする結果に。

僕の方がハムスターに癒されるようになっていた。

 

一度、冬眠で死にかけたときは目を見開いて恐かったが…

今回、眠るように横たわっていた。

 

 

苦しんだ様子なく、静かに息を引き取っていたんだ。

それだけは、幸いだった。

 

 

 

うちに来て二度目の冬は越せなかった。

本当は次男が生まれてくるので、ハムスターをどうするのか悩んだこともあった。

ばい菌の塊であるハムスターが赤ちゃんに影響するリスク。

 

 

相談して、もうすぐ寿命の二年が来るからということで飼育を続けた。

細心の注意をはらいながら。

 

 

 

 

おーい、おーい。

 

もう、名前を呼んでも動かない…

僕が近付くといつもヒョコッと顔を出して近寄って来てくれてたのになぁ

 

 

 

「もしかして、身代わりに病気を持っていてくれたのかもね…」

妻の言葉。

 

最後に側にいなくてゴメンね。

おやすみ。

 

 

 

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